◎「固定」と「安定」は違います。体幹は「固めず、支える」が大事です。
コンディショニング・トレーナー大森です。
今回は、体幹の力の使い方のお話です。
表現の問題でもあるのですが、筋力は固めるより支える、というイメージで発揮した方が良いことが多いです。
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特に体幹トレーニングを考えるときに、「体幹に(お腹に)力を入れて!」なんて言われますが、
力は確かに入れますが、力を入れすぎて「固定」してしまうと、かえって身体は弱くなります。
表現の問題かもしれませんが「固定」ではなく「安定」させましょう。
体幹をトレーニングする理由は、体幹を鍛えることで四肢(腕と脚)の動きを高めるためです。
(ヘビではないので、体幹だけで動くことはないですよね。)
体幹をトレーニングすることで、
①「四肢を動かす土台として体幹を安定させる」だけでなく、
②「体幹を動かすことでより四肢の動きを相乗的に高める」効果も期待できます。
ここで、やはり「人間は動物であり、動くことが前提とした構造になっている」ことを思い出します。
固い、強い大木のような体幹を持っていても、それが動けなければ意味はありません。
大木のように固定したら、動かないときは良いかもしれません。
しかし、傾いたらどんどん倒れる方向にしか行けません。
竹のようなしなやかさがあれば、少し傾いても、その「しなり」ですぐ戻れます。
例えばコンタクトスポーツ(人とぶつかるラグビーや格闘技など)であれば、瞬間的に「固定する」必要はあるかもしれません。
それにしても、瞬間的なことです。
固めたら、次の瞬間には動けることが、強さであり、しなやかさであり、より良いパフォーマンスを発揮するには必要な能力でしょう。
力を発揮するためには、体幹の力は不可欠であり、
体幹に強く力が入ることは、様々なパフォーマンスを向上させます。
しかし、それは「安定」のためであり「固定」ではない、ということを知っておくと
より良い身体の使い方のヒントになると思いますよ。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
皆様がより健康で快適にいられますように。
大森 剛 / OMORI TAKESHI
