◎関節面は驚くほど滑りやすい。という事実から発展して考えられる身体のしくみいろいろ。
今回の内容を日頃から意識することで、姿勢や歩き方が楽になった大森です。
ただ、意識はするので、もしかしたら気疲れがあるかもしれません。笑
今回は、関節面は滑りやすい、という事実から発展して考えるのお話です。
思いついたことをまとめてみましたが、まとまり切れているかは分かりません。
もし良ければお読み下さい。(^_^;)
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人体の関節面の摩擦係数は0.002~0.006と、ものすごく滑りやすい構造になっているそうです。【前提】
(ちなみに氷の摩擦係数が0.1なので、それと比較してかなり滑ることが分かります。)
そんな滑りやすい面に人間が立っていられるのは、関節周りの筋肉や靭帯の働きのおかげです。
(ここが酷使されると、関節痛になるわけです。)
さて、この【前提】を踏まえて考察していきます。
関節が滑りやすいということは、止まるのには不向きである、ということです。
つまり人間は動くことが前提な構造になっていると言えます。(1)
関節は滑りやすいということは、アライメント(骨の並び)を整えることが身体を支えることが重要です。
少しでもズレると、関節は滑り落ちてしまうので筋肉や靭帯に負担が余計なかかります。
しかし、どんなに滑る面でも安定する面があります。
それは中心です。
アライメントが整うということは骨の中心が整って並んだ状態、つまり「ニュートラル」であるということです。
姿勢を保つためにはアライメントが整った並び=ニュートラルポジションが重要だということです。(2)
ここから【動き】を考えたとき、
動きのスタートはニュートラルポジションから「外れる」ことから始まると言えます。(3)
例えば「歩行動作」は関節のアライメント、中心軸からほんの少し滑らせるところから始まるということです。
歩行は足から動くのではなく体幹(重心)から動けば、簡単に足が進む、とても楽な動作なはずなんですね。
このような「動きの始まり」があるということは、
筋肉の働きは「伸張反射」が基本であることが分かります。(4)
関節面が滑るということは、滑った方向の関節面が開くということで、
それを支えるために筋肉が働くのであれば、筋肉は「伸ばされる」刺激を受けることで筋力を発揮しなければなりません。
縮ませるのではなく、伸びないようにするのが「伸張反射」です。
筋肉の働きの本質も理解できますね。
…と、いうことは?
という話をしているとキリがないのでこの辺で。
身体の構造や機能をひとつ知るだけで、いろいろな発展が得られますね。
それだけ人間の身体の構造や機能が連携し合って成り立っている、ということでもあります。
こんな素晴らしい身体を持っているのですから、それを活かして行きたいですね。( ̄▽ ̄)
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
皆様がより健康で快適にいられますように。
大森 剛 / OMORI TAKESHI
largeforest.com
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