◎有酸素運動の効果を考える。疲労物質「乳酸」と戦うための有酸素運動。
有酸素運動の奥深さを再認識中の大森です。
さらに、意外と有酸素運動をするのが難しいことに気づきました。
難しい?
それ自体は簡単です。
走れば良いだけですし、ジムにはトレッドミル、エアロバイク、クロストレーナー、いろいろあります。
泳いだって良いんですから。
問題は、時間。
ある程度は時間をかけるというのも、有酸素運動の大事なポイントだからです。
…はい、時間は作るものですね。(~_~;)
今回は「有酸素運動」のお話し続編。
疲労物質「乳酸」の代謝について考えます。
この乳酸、実は再利用されてエネルギー源にもなるんですよ。
----------
昨日のブログ、
『有酸素運動の効果を考える。血管を強くしなやかに。エネルギー代謝をスムーズに。
http://ameblo.jp/relax-forest/entry-11994826200.html』
の続き①です。
有酸素運動について簡単にまとめると、
・有酸素運動は、有酸素性代謝を上げる運動。
・有酸素代謝をするには、一定時間以上の連続した運動が必要。
・およそ3分くらいからエネルギー源として使われ始めますが、有酸素代謝がメインになるには20分以上の運動をすると良い。
・エネルギー源として「脂質」を使うので、文字通り「脂肪燃焼」効果がある。
・それだけではなく、汗をかくことでストレス発散にもなる。
・さらに、『循環器系』と『エネルギー機構』を活性化。
・それにより血管を健全にする。
・つまり、生活習慣病に有効。
・そのエネルギーは細胞の活性化にも使われる。
・それは疲労回復だったり、神経の活性化にもなります。
↑今回は一番下の1つ「疲労回復」なお話です。
(すでに長い? ^_^;)
有酸素運動は、当たり前ですが運動です。
疲れているのに、運動することで回復する?
そう、一見矛盾するようですが、これは人間の代謝システムとしてできているものなのです。
筋肉疲労の主な原因は乳酸です。
その乳酸をスムースに除去するために有酸素代謝が必要なのです。
イメージは、有酸素運動によって血流がスムースになり、疲労物質を洗い流してくれる感じです。
ちなみに乳酸は、乳酸を分解してエネルギーとして再利用(糖新生)する肝臓に送られます。
血流が良くなると当然、肝臓にも酸素とエネルギーが送られるので肝臓機能もより良くなり、相乗効果が得られますね。
もう少し言うと、有酸素運動で生み出されるエネルギーによって、エネルギー工場である細胞内にあるミトコンドリア働きが活性化され、
結果、乳酸が生み出されにくく=疲れにくくなります。
疲労に強い体=乳酸耐性がある体です。
乳酸処理能力が高い、とも表現します。
ということで、疲れたなーという時、体を休ませるのももちろん方法ですが、
実は軽くでも有酸素運動をした後、ゆっくり休養するのがオススメなんですね。
お風呂に入ってから寝たほうが体が休まる、というのも、同様に体温を上げて血流を良くして疲労物資を処理しやすくしているから、とも言えます。
循環を良くする、巡りを良くする、表現はいろいろありますが、
水だって流れていないと腐っていくので、人間の体に流れる水分の代謝も上げていくことが健康につながる、というのはイメージしやすいと思います。
そして、その効果は継続することによって高まります。
継続的な有酸素運動により血管が活性化するということは毛細血管の数を増やすことにもなります。
また前述の「ミトコンドリア」の増加により、よりエネルギーを代謝しやすい=脂肪を燃焼しやすい体になり、疲れにくく回復しやすい体になると言えます。
とはいえ。
有酸素運動の強度によって効果も変わるので、ただなんとなく体を動かすだけでは、上記のうち「血管の活性化」や「ミトコンドリアの増加=代謝向上」は起こりにくいでしょう。
強度の高い運動と有酸素運動を組み合わせることが、疲労物質「乳酸」と戦うために必要なこと=疲れにくい体をつくるために効果的です。
例えば散歩するだけ、では難しいこともあります。
しかしながら、その前に書いた「循環をを良くする、巡りを良くする」効果は、散歩くらいの運動強度でも効果があるでしょう。
まずは健康、現状維持を考えるのであれば軽い運動でもOKです。
1日できれば20分以上。難しくても10分。
何かしら体を動かしていきたいですね。
さらにボディメイクを考えるのであれば、同時に筋力トレーニングも加えることで効果的になります。
負荷をかけることで筋肉が増える=代謝をする細胞が増える=それだけエネルギーを使う体になる=脂肪燃焼しやすい体になるからです。
代謝。
勉強すればするほど奥深いですが、しかし人間の生きるために必要な本質的なところだと思いますので、これからも考えていきたいと思います。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
皆様がより快適なカラダでいられますように。
大森 剛 / OMORI TAKESHI
ひとりひとりのカラダと向き合い、バランスを整え、心身を快適にするサポートをしているコンディショニング・インストラクター。
→1対1でカラダのコンディションを整えるところからスタートしたい場合は『パーソナルトレーニング』がオススメです。
→より自分と深く向き合うための『ヨガ・パーソナルセッション』も行ないます。
→少人数制のヨガレッスン、有酸素運動でカラダを引き締める格闘技系レッスンも行なっています。
東横線・元住吉のフィットネススタジオ・カラーズ
→大手フィットネスクラブにて、パーソナルセッション、ヨガや調整系のグループレッスンもしています。
→ウェブサイト 姿勢改善。動き改善。ラージフォレスト
有酸素運動の奥深さを再認識中の大森です。
さらに、意外と有酸素運動をするのが難しいことに気づきました。
難しい?
それ自体は簡単です。
走れば良いだけですし、ジムにはトレッドミル、エアロバイク、クロストレーナー、いろいろあります。
泳いだって良いんですから。
問題は、時間。
ある程度は時間をかけるというのも、有酸素運動の大事なポイントだからです。
…はい、時間は作るものですね。(~_~;)
今回は「有酸素運動」のお話し続編。
疲労物質「乳酸」の代謝について考えます。
この乳酸、実は再利用されてエネルギー源にもなるんですよ。
----------
昨日のブログ、
『有酸素運動の効果を考える。血管を強くしなやかに。エネルギー代謝をスムーズに。
http://ameblo.jp/relax-forest/entry-11994826200.html』
の続き①です。
有酸素運動について簡単にまとめると、
・有酸素運動は、有酸素性代謝を上げる運動。
・有酸素代謝をするには、一定時間以上の連続した運動が必要。
・およそ3分くらいからエネルギー源として使われ始めますが、有酸素代謝がメインになるには20分以上の運動をすると良い。
・エネルギー源として「脂質」を使うので、文字通り「脂肪燃焼」効果がある。
・それだけではなく、汗をかくことでストレス発散にもなる。
・さらに、『循環器系』と『エネルギー機構』を活性化。
・それにより血管を健全にする。
・つまり、生活習慣病に有効。
・そのエネルギーは細胞の活性化にも使われる。
・それは疲労回復だったり、神経の活性化にもなります。
↑今回は一番下の1つ「疲労回復」なお話です。
(すでに長い? ^_^;)
有酸素運動は、当たり前ですが運動です。
疲れているのに、運動することで回復する?
そう、一見矛盾するようですが、これは人間の代謝システムとしてできているものなのです。
筋肉疲労の主な原因は乳酸です。
その乳酸をスムースに除去するために有酸素代謝が必要なのです。
イメージは、有酸素運動によって血流がスムースになり、疲労物質を洗い流してくれる感じです。
ちなみに乳酸は、乳酸を分解してエネルギーとして再利用(糖新生)する肝臓に送られます。
血流が良くなると当然、肝臓にも酸素とエネルギーが送られるので肝臓機能もより良くなり、相乗効果が得られますね。
もう少し言うと、有酸素運動で生み出されるエネルギーによって、エネルギー工場である細胞内にあるミトコンドリア働きが活性化され、
結果、乳酸が生み出されにくく=疲れにくくなります。
疲労に強い体=乳酸耐性がある体です。
乳酸処理能力が高い、とも表現します。
ということで、疲れたなーという時、体を休ませるのももちろん方法ですが、
実は軽くでも有酸素運動をした後、ゆっくり休養するのがオススメなんですね。
お風呂に入ってから寝たほうが体が休まる、というのも、同様に体温を上げて血流を良くして疲労物資を処理しやすくしているから、とも言えます。
循環を良くする、巡りを良くする、表現はいろいろありますが、
水だって流れていないと腐っていくので、人間の体に流れる水分の代謝も上げていくことが健康につながる、というのはイメージしやすいと思います。
そして、その効果は継続することによって高まります。
継続的な有酸素運動により血管が活性化するということは毛細血管の数を増やすことにもなります。
また前述の「ミトコンドリア」の増加により、よりエネルギーを代謝しやすい=脂肪を燃焼しやすい体になり、疲れにくく回復しやすい体になると言えます。
とはいえ。
有酸素運動の強度によって効果も変わるので、ただなんとなく体を動かすだけでは、上記のうち「血管の活性化」や「ミトコンドリアの増加=代謝向上」は起こりにくいでしょう。
強度の高い運動と有酸素運動を組み合わせることが、疲労物質「乳酸」と戦うために必要なこと=疲れにくい体をつくるために効果的です。
例えば散歩するだけ、では難しいこともあります。
しかしながら、その前に書いた「循環をを良くする、巡りを良くする」効果は、散歩くらいの運動強度でも効果があるでしょう。
まずは健康、現状維持を考えるのであれば軽い運動でもOKです。
1日できれば20分以上。難しくても10分。
何かしら体を動かしていきたいですね。
さらにボディメイクを考えるのであれば、同時に筋力トレーニングも加えることで効果的になります。
負荷をかけることで筋肉が増える=代謝をする細胞が増える=それだけエネルギーを使う体になる=脂肪燃焼しやすい体になるからです。
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大森 剛 / OMORI TAKESHI
ひとりひとりのカラダと向き合い、バランスを整え、心身を快適にするサポートをしているコンディショニング・インストラクター。
→1対1でカラダのコンディションを整えるところからスタートしたい場合は『パーソナルトレーニング』がオススメです。
→より自分と深く向き合うための『ヨガ・パーソナルセッション』も行ないます。
→少人数制のヨガレッスン、有酸素運動でカラダを引き締める格闘技系レッスンも行なっています。
東横線・元住吉のフィットネススタジオ・カラーズ
→大手フィットネスクラブにて、パーソナルセッション、ヨガや調整系のグループレッスンもしています。
→ウェブサイト 姿勢改善。動き改善。ラージフォレスト