友人とスクワットの話をしていて(職業病?笑)、お尻の穴との尿道の間を「ギュッと」締めるのがどれだけ大事かという話になりました。


お尻の穴と尿道の間を「会陰(えいん)」と言います。【図はクリックすると大きくなります。】



骨盤底筋群

この会陰部、もういろんなところで大切さが言われていますが、あらためて話題に出てその重要さを感じました。


ヨガではこの部分を「ムラバンダ」と言って、呼吸をする際に締めることでエネルギーが充実するされています。



この「会陰」を中心とした骨盤の下の面を支える筋肉群を「骨盤底筋群」と言います。


まず、スクワットのようなウェイトトレーニングを行なう際に「体幹」を安定させることが大事ですね。


体幹の中心のお腹の奥には、内臓を「四角い箱」のように支えている筋肉群があります。


お腹の前は「腹直筋」、

左右を支える「腹横筋」、

後ろ側の「多裂筋」

上側の「横隔膜」

下側の「骨盤底筋群」



インナーボックス
※毎度お馴染み手書きで見にくいですが、イメージで。(^_^;)


前側の腹直筋は外側から見えますが、その他の部分は奥にあるインナーマッスルなので、

この箱のことを「インナーユニット」と呼んだりします。


この箱の中には内臓がある、ということですね。



内臓を支えているこの筋肉たちがゆるむと、文字通り「お腹のチカラが抜ける」状態なので、つまり体幹が弱くなります。


イメージは「水風船」のようなもの。


まわり全てから圧力を掛ければ固くなりますが、一部分でも「抜ける」と、そこから圧が逃げてしまいますよね。


特に下側の「骨盤底筋群」なんて、なかなか意識しにくいものなので、チカラが漏れやすいです。


そこを締める意識を持つだけでも、体幹の安定性は変わり、全身の姿勢や動き、チカラの発揮が変わってきますよ。



…ちょっと長くなるので(いつも?)次回に続きます。



大森 剛/OMORI TAKESHI
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