【20130207-Thu. 曇り時々晴れ】

友人と「スポーツとパフォーマンスとトレーニング」について話をしていました。

自分たちの学生時代の部活動を思い出したとき、どれだけトレーニングと競技をつなげて考えていたか。

まあ自分の場合は、ホント一般人代表なようなもので、普通の学生で普通に部活をしていた程度なのでしたから、全国大会に出るレベルとは比べては失礼かもしれませんが、それでも、例えば筋トレをしたり、例えば長距離を走ったりする練習、つまりフィジカルトレーニングが、特定の競技のどのパフォーマンスに影響するのか、なんて発想って昔はあったのかなー、なんて思います。

ただ、やれ、と言われたから。
それが練習メニューだから。
そんな感じで毎日を過ごしていた気がします。
(そこに競技特異性についての意識が少しでもあれば、競技レベルは、きっと飛躍的に伸びたことでしょう)

まあ、ではどんなトレーニングを選んでプランニングするか、ということは、現在もまだまだ勉強中なんですけどね。


ファンクショナルトレーニングを学びだしてから、パフォーマンスについて考えるようになりました。

筋肉をつけて脂肪を減らして、痩せる、あるいは、かっこいいカラダを作る。
もちろんそれにも価値はあります。

でも、日常生活の、立つ、座る、歩く、持つ、といった基本動作の質を向上させたり、そこから走る、投げる、飛ぶ、支える、などの能力を高めることで、様々なアクティビティを楽しめるようになることが、人生の幸せに直結するんじゃないかと思うのです。




アスリートレベルのスポーツではなく、一般レベルの楽しむスポーツであっても、いや、だからこそ、怪我のリスクを減らし、気持ちよく動かせるカラダを作りたいものです。

そのためには、そのスポーツの練習だけでなく、基本的なパフォーマンス、筋力、柔軟性、持久力、心肺機能(乳酸処理能力)、スピード、瞬発力、などなどを高めるトレーニングにも意識を向けたいですし、その効果が実感できるようなトレーニングを提供するためには、どのようなトレーニングプログラムをデザインするかを、最近はよく考えています。

もちろんスポーツではなく、日常生活動作の改善、向上についても同様です。

ただトレーニングのマシンやツールを使うことに満足しないように、そのトレーニングが、目的の動作やパフォーマンスにどの様につながっているのかを実感してもらいたい。

それをお伝えするには、まだまだ自分自身の知識と経験の足りなさを感じることもありますが、今の自分がなすべきことだと、今回の話の中で感じました。