某有名なビジネス系自己啓発本の話ではありません。(笑)
興味はありますが、まだ読んだことはないですー。
で、トレーニングの話です。
『意識性の原則』というのがあります。
トレーニングする際に、そのトレーニングする部分を使っている意識を持つか持たないか、
トレーニング効果をイメージしながら行なうか行なわないかで、効果や結果が変わってくる、という原則です。
もちろんトレーニングしている意識を持ち、効果をイメージしながら行なったほうが、効果的であり結果が出ます。
(だから、ランニングマシンなどの有酸素運動をする際にテレビを見ながら行なうような『ながら運動』は
実は効果が半減してしまうっていう要素があります)
(でも同時に『継続性の原則』っていうのもあるので、テレビ見ながらだったら“継続”できるのであれば、それは重要です)
で、ある日お客さんと話していた時に、トレーニングのイメージを表現する方法ってたくさんあるなって改めて感じました。
そのお客さんはもう長く通っていただいている人なんですが、ここで目標を再設定して、そのためのトレーニング内容を一緒に考えていました。
そこで出てきたトレーニングメニューは、実はやることはあまり変化がありませんでした。
マシントレーニングが中心です。
でも、マシントレーニングを行なう際の意識の仕方。
また、トレーニングする順番に対する意図などをお伝えして実践していただいたところ、
種目も重さも変わっていないのに、ずいぶんと“効き方”が変わった模様。
ちょっとした意識の差で使う筋肉が変わってくるので「ちょっとキツイ感じ」も出てきます。
この「ちょっとキツイ感じ」が大事だと考えます。
今のカラダは、今の生活環境(運動レベルや生活リズムなど)から成り立っています。
だから、今のカラダを変えるには、今も生活環境を変えないといけないのです。
人間には『適応力』があるので、それを意識して環境を変えていけば、おのずとカラダは変わっていきます。
「ちょっとキツイ感じ」っていうのは、変化の兆しです。
「ちょっとキツイ感じ」の先に、新しい自分が待っている。
そんな自分を意識しながらトレーニングすれば、確実にカラダは変わってきます。
※補足
では、どんな意識で、どんなイメージで行なうのか?…は目的によっても変わりますし、
その人のパーソナリティ(性別・年齢・運動経験・既往歴など)によっても変わります。
方針は大切なので、トレーナーなど専門の人に相談をした上で行なうことをオススメします。
せっかく訪れた『変化」が、ご自身が望まない方向であったら、悲しいですからね。
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意識の仕方は、先日行ったヨガのワークショップでも感じることが多くありました。
単純にカラダを動かす方向性やチカラの入れ具合だけでなく、意識の「深さ」をヨガでは学べます。
向かい合う、受け入れる。
そんなヨガのマインドもトレーニングにはとても大切ですし、熱心なトレーニー(トレーニングする人)たちは
同様に深いマインドを持っているように感じます。
こういうところにヨガとトレーニングのつながりを感じている今日この頃でした。