そろそろ、自分の最後は自分で決められる世の中になってもいいんじゃないのかな・・・ | 「親孝行したい時に親はなし」後悔しない生き方をしたい!

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「出来るだけ後悔しないように、今の自分に出来る事は?」
気が付いたら始まっていた介護の話、愚痴を赤裸々に書いていきます。

こんばんは、kazuです。

 

 

 

 

昨日、このニュースを読んで・・・考えた。

 

【速報】殺害されたALS患者女性の父親「娘が生き返るわけではない」医師に懲役18年の判決(読売テレビ) - Yahoo!ニュース

 

 

この事件は、亡くなった女性がALS(筋委縮性索硬化症)だったけどね。

 

筋萎縮性側索硬化症 - Wikipedia

 

 

例えば・・・

 

人が、治る見込みの無い病気に侵された時、もう元の生活レベルに戻れない時、自分の最後を選ぶ権利は・・・あるんじゃないかなと

 

 

 

寝たきりになってね。

嚥下機能もゼロ、もしくは誤嚥性を起こすといけないからと胃ろうを造って、栄養を流し込まれる。

 

排泄も、他人の手を借りないといけなくなる。

 

 

ウチの親父は、たぶんコレが一番嫌やったと思う。

 

退院して帰って来てから便秘やったのは、体調だけの問題じゃなくて、きっとオムツの中に排泄する事に抵抗したんやと思うわ。

 

 

そら、そうよね。

 

デイサービスに行く時にも、オシャレには気を配ってた親父やもん。

ちょっと髪の毛が耳にかかっただけで「おい!かずえ、ココ切ってくれ!」言うてくる親父やったもん。

 

自分で、自分の体を動かす事が大変になってたとしても、オムツに排泄するのは抵抗があったと思うわ。

 

 

 

で、2回目の入院先で腸炎を起こしたんよね。

 

2回目病院から帰って来てからは、便秘の薬も飲むように言われて、出来る限り飲ませるようにしたけど・・・

 

やっぱり、便秘のままやった。

 

 

もちろん、親父が口から摂取出来る食べ物の量なんて知れてたし、大して出るもんも無かったんかもしれん。

 

が、親父が自分の尊厳を守る為の意地やったんかもしれん。

 

 


 

ウチの親父は、亡くなった前日から熱があって、ボーっとしてたり、ウトウト寝てたりって感じやったし、肺炎を起こし掛けてるからって鼻から酸素も入れてた。

 

けど、意識の無いまま数日過ごした・・・みたいな事は無かったんよね。

 

 

亡くなった日は、ワタシが仕事休みの日やったから、ほぼほぼ親父の側におったし、チアノーゼが出てきてた手をずっとマッサージしてたな。

 

そうやって、穏やかに最後を迎える事が出来た訳やけど・・・

 

 

 

きっと病院で入院してたら、そうはいかんかったかもね。

 

 

ウチは「延命は望みません」って伝えてあったけど・・・

 

その「延命」だって、各家庭によって考え方も違うやん。

 



 

「どんな姿でも生きていて欲しい」

そう思う気持ちは、ワタシにも理解出来るよ。

 

けど・・・

 

それは、本人が望む生きるって事なんかな?



 

ワタシは、親父があのまま病院で点滴と酸素マスクで生かされてたら・・・

 

その方が耐えられへんかったと思う。

 

食べる事も、会話する事も、意思表示をする事も出来ない状態で、心臓が動いて息をしてるだけの親父は、絶対に見たくない。

 


 

「延命を望むかどうか」

本来は、本人の意思よね。

 

家族がどう思おうが、何を望もうが、本人の意思を尊重せなアカンと思うのよ。

 

 

ただ、その意思をハッキリと家族に伝える前に、医師に伝える前に、ある日!突然!意識を失うような事があったら・・・

 

 

その判断を家族に任せる事になるんよな・・・

 

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