こんばんは、kazuです。
誤嚥性肺炎って知ってますか?
いや、なんとなく聞いた事はあるし、なんとなくどんな事かは分かってるつもりやけど・・・
みたいな感じじゃない?
ワタシは、そうでした。
オトンが、救急車で病院へ行って、退院して帰って来た時には、「嚥下機能ゼロ」って言われて、寝たきりで戻って来た時にね。
入院してた病院で「お父さんは嚥下機能ゼロです。何かを飲み込む機能は戻りません」って言われた事と「誤嚥性肺炎になったら怖い」って事で、ほんまオトンは飲まず食わず点滴のみやったんよね。
食べる事が大好きで、特に足が悪くなって自由に出歩けなくなってからは、特に食べるぐらいしか楽しみが無かったんよね。
だから、ワタシは実家に帰る度にオトンが喜びそうな、近所のスーパーには売ってなさそうな物を探して買って帰ってたのよ。
可愛い娘が(笑)買って来たって、気に入らんかったら「イマイチやな!」ってハッキリ言うオトンやけど
喜んでくれるのが嬉しくて、毎回、色々と探し回ってた。
それが、「嚥下機能はゼロで、戻る事も無い」って言われたらね。どうしていいんか分からんかったよね。
きっと、オトンは退院して家に帰ったら、ご飯が食べられる。おやつが食べられる。ビールが飲める。って思ってたはずよ。
それが、いつまで経っても、誰もなんも持ってけーへん。痛い点滴だけ毎日される。
だから、オカンの姿がちょっとでも見えなかったら「かーさん!」って呼びまくってたんよね。
ワタシはね。
オトンが自宅に帰ってきた時の姿を見て、正直、これから半年、1年は持たないと思ってた。だから、何か食べたいとか、飲みたいとか叶えてあげたいと思ったけど
そこで、引っかかったのが【誤嚥性肺炎】なんよね。
どうやったって、栄養を摂る程の量を食べる事が出来るようにはならんのやから、例え少しの量、ほんの一口でも「食べた」「飲んだ」って気持ちの満足をさせてあげられたらええやん!
「別に、あの医者の許可なんか要らんやろ!!」って思ったけど、「もし、誤嚥性肺炎起こしたら?どうすんのよ」って言われたら・・・
それ以上、強く言えるだけの知識もワタシに無かったんよね。
だから、実家ではオトンに隠れるようにして、ご飯食べたりしてたんやけど・・・
そんな広い家じゃないから、きっと食べ物のニオイはしてたと思うよ。オトンは、自分だけ除け者にされてるって感じてたと思うな。
ふっとベッドの上のオトンを見ると、寂しそうな顔してた事があったもんなぁ
あの顔が忘れられへん。
誤嚥性肺炎について | メディカルノート (medicalnote.jp)
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