銀行の預金残高が、ある程度増えてくると
「外貨で定期預金しませんか?」
「ブラジルレアル・南アフリカランド・メキシコペソあたりは、高金利でおススメですよ」
なーんて、窓口の人に声を掛けられたりします![]()
日本で定期預金していても、金利はたかが知れている。
年利3.5%とか5.6%、7.0%なんてものもあるなら、外貨預金した方がいいかな~。
と、思うことも、しばしばありますよね。
すぐ使わないお金であれば、より多くの利息を頂いた方が嬉しいですもの![]()
しかし、この「金利」というものが指し示す、本来の意味を知ると、高金利だからといって、喜んでばかりもいられません![]()
ここで一つ、例をあげてみましょう。
年収が100万円で、借金が100万円あるAさん。
年収が1000万円で、借金が100万円あるBさん。
二人が同時に「1年後に返すから、50万円貸してほしい」と言ってきました。
この時、あなたが二人にお金を貸すとしたら、二人に対して同じ利息にしますか
Bさんより、Aさんの方が、返してくれそうもない感じがするので、高い利息を要求するのではないでしょうか。
(ちなみに、お金の貸し借りは、どんなに親しく信頼できる間柄であっても、人間関係を壊すきっかけになりやすいので、貸す時はあげるつもりで貸した方が、いいかもしれません)
金融商品も同じ様に考えると、わかりやすいと思います。
お金が目減りするリスクが低ければ、低金利。
お金が目減りするリスクが高ければ、高金利。
金利を高くしないと、お金を集めることができない場合に、金利は高くなるのです。
では、なぜ
ブラジルレアル
南アフリカランド
メキシコペソ
といった通貨は、利息が高いのでしょう??
それは、世界的に見て流通量が少なく、値動きしやすいからなのです。
好景気につながる出来事があるとグーンと上がるけれど、景気が悪くなる出来事があると、どーんと下がってしまう。
そうすると、預けた金額より大幅に増えることもあるし、減ることもあるわけです。
同じ期間の中で、利率が高いものほど、リスクも大きいと言うことです。
「定期預金だから減ることはない」という感覚でいると、思わぬ結果になることも考えられます![]()
もちろん、より大きな利益を求める方は、値動きのリスクをとって、流通量が少ない通貨を選ぶのも、一つの方法です。
けれど、
「ある程度貯まった資産を、リスクの高いものには回したくない」
と、思っているにも関わらず、流通量の少ない通貨を選ぶのは、意図しない結果につながる可能性があります。
そういった方は、利率が低くとも流通量が多い、「安定通貨」と言われるものを選ぶことが、重要なポイントと言えるでしょう
外貨預金も投資です。
投資はリスクとリターンのバランスを取るもの、ということを、しっかり認識しておくことが大事です