第5回 描くことで癒されるアート塾が開催されました
講座の様子をレポートします~。
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今月のテーマは「りんご」。
まずは、今回使う画材の説明からスタート。
アート塾でおなじみの、オイルパステルと割りばしペンを、使います。
使い慣れたオイルパステルですが、必ず使用感を確かめます。
その後、先生から
「みなさんが思う【りんご】をかいてください」
との言葉。
輪郭だけで描くりんごや、中を塗りつぶしたりんごなど、様々なりんごを描く参加者。
もちろん、簡単にさらら~と、描いています。
かけた時点で、みんながかいたりんごを確認しました。
「私は、こんなりんごを、かいてみました」
と、先生の紙にはりんごの「文字」と「イラスト」。
「私は今、『りんごをかいてください』と言ったので、文字でりんごと書いても、イラストでりんごを描いても構わないんですね。みなさんはイラストを描かれましが」
…。
本当だ~。全員がりんごのイラストを描いている(笑)
参加者や先生がいま描いた《
》や《りんご》は、分類としては記号にあたり、左脳を使って認知しているのだそうです。
左脳は、幼稚園児くらいから、亡くなるまで鍛えることができますが、知能の差や、痴ほう症の方などには、困難な場合もあります。
対して、右脳は2・3歳の乳幼児から亡くなるまで、知的な能力に左右されることなく、同じ方法で鍛えることができるとのこと。
現在は、左脳を鍛える機会が多いですが、右脳と左脳は脳幹でつながっているので、右脳を鍛えれば左脳も強くなり、右脳を鍛えるアート塾の描き方は、痴ほう症の方のリハビリや、知的障がいを持っている方にも、とても有効なのだそうです。
では、りんごの「記号」ではなく、「絵」を描くために、りんごを味わい、五感を刺激します。
今日描くりんごは、とても大きく、香りも豊か。
一口かじった瞬間に広がる果汁。
酸味は少ないのに、さわやかな甘味。
シャクシャクしていて、歯ごたえも抜群。
皮も柔らかく、口に残らない。
「美味しーい
」
と、みんなで大はしゃぎ(笑)
試食なので、たくさん食べなくていいのですが、みんなで喜んで食べていました。
このりんごは「シナノスイート」という品種で、「ふじ」と「つがる」を掛け合わせてできたりんごとのこと。
他のりんごよりも少々お高めのようですが、とてもとても美味しいりんごでした。
試食をした後は、重みを感じたり、肌触りを確かめたりしてりんご全体を感じます。
その後、味や重さなどを思い起こしながら、色で表現していきます。
そして、出来上がった作品。
どの作品も、あの甘くてたっぷりの果汁を感じさせる、すばらしいりんごを表現できました
お茶とケーキを頂きながらの鑑賞会。
「もっと赤みを表現したかった」
「近くで見るとりんごっぽくないけど、遠目に見ると立派にりんごだ~」
など、いろいろな感想がでました。
先生は
「写実に描くことが目的ではないんです。『自分』を通して、感じたりんごを表現していくことが素晴らしいんです。セザンヌは『りんごで世間を驚かせる』とりんごを3色くらいの色の塊で表現しましたよね」
と、おっしゃっていました。
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鑑賞会の中で、長くご参加頂いている方から
「昔から、感情を表すのが苦手で、通いだしたころは、感情を表現するのが怖かった。描いていると、真っ暗な暗闇に突っ込んでいくような感じがして、逃げたかったけれど「ここでやめたら、ずっとこのままだ」と思って、通っていた。3回目くらいから、表現することが怖くなくなってきて、周囲からも「明るくなった」と言われるようになった」
というお話を、伺いました。
今の世の中は、とげとげしいことがあまりにも多く、こころ優しい人、気が良く回る人、人に気遣いができる人ほど、傷つき、つらい思いを味わうことが多いようです。
そんな苦しみを抱えている方が、少しでも元気を取り戻せる場となるように、今後も回を重ねていきたいと考えています。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました![]()
次回の「描くことで癒されるアート塾」は
11月18日(日)14時からです。
ご参加頂いたお客様のご感想は
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