23:00になった。
いつも通り、携帯を開く。
そして、まだかなとその時を待つ。
九月に入ってから急に冷え込んできた。
特にここ数日の天候は良くない。
イマイチ、けいさんやあいみん、あっちゃんとかからは寒いという声は聞こえてこない。
のんたんからは、少し寒いという話を聞いた。
やはり北海道だからなのか、それとも私が冷え症だからなのかわからないけど、とりあえず、布団から出たくない。
聞き終わったらすぐ寝てしまう予定なので、部屋の電気は緑色の豆電球だ。
10分程度経過した頃、始まりを告げる音がイヤホンから溢れてくる。
『お、ひとみん、いち!っつって。いらっしゃい。』
それを聞いたあとに私はコメントを打ち始める。
最初はこの一言じゃなきゃ嫌だ。
別に意味のある言葉じゃなくて、なんとなく好きな言葉。
[もふ。]
あいみんやちはりんに、『いらっしゃい』と言ったあとだったらしく、
いつものごとく、『つばたん、いらっしゃい』という言葉を聞く。
いつものように流れる安心出来る時間。
安心しきっていたら、あっという間に時間が過ぎていく。
『お、ぽゆたん!』
高めの声が可愛くて、ついにやけてしまった。
今日も相変わらず、噛み噛みだなーって感じる。
あいみんもそう感じたらしく、コメントに[噛み噛みだなww]っていう字が流れていた。
私はそれに対してリプを送ろうとしたとき、Wi-Fiが切れた。
面倒だから、しばらくWi-Fiにならないように設定をしていたところ、部屋に突然フラッシュがかかった。
その一瞬で光は消えてしまっている。
イヤホンを外すと外からザーザーとうるさく聞こえてきた。
部活をしているときは、小雨のようで大きな虹を見た。
部活の終わる6:30頃には辺りは夜の色をしていて、雨はすっかり止んでいたから気にしていなかったけど。
この寒さは雨のせいもあるのか。
どうやら、父が落ちたブレーカーをあげてくれたらしく、緑色の光はまた部屋を埋めた。
携帯の画面に目をやると、りょこたんさんが来ていたらしく、
恒例みたいになってる、“りょこたん、あ、ちょこたん”みたいなやつを聞けなくて少し気持ちが落ち込んだ。
ぽゆたんとりょこたんが来た時のけいさんの声はなんだか可愛い。
『どうした、ちーず。』
コメント欄には[パパ]の二文字。
年上にも関わらず、幼くて可愛いなと思ってしまう私。
ちょっと、自分が冷静になりたいがために顔文字を送り付けたりしてみる。
[(。・ω・。)]
『つばたん、何だその顔』
[うるとらー]とあいみんのコメント。
言わなかったら、次枠気づかないでやってくれるかも知んないのになーなんて思うけど、
延長って言いたいから別にいい。
[えんちょつ]
[えんちょつ]
[延長]
のんたんとコメントが被る。
りんたんも延長を望む。
『待って、俺明日本社。』
[(´._.`)シュン]
『つばたん、シュンッてしないで。』
少し間があって
『つばたん。頑張れ。』
実際はそんなシュンッてしてない。
確かに一秒でも長くけいさんの声を聞いていたい。
でも、それ以上にお仕事頑張ってって気持ちの方があったりする。
精神的に苦しい時は何がなんでも、延長させるけど、最近はそんなに苦しい時は少ない。
[あ、だいしゅきほーるど]
『あ、ってこの、今思い出したっていう感じねww』
コメント欄にはお疲れの文字が並び出す。
明日も1日頑張れそうだ。
ていうか、“頑張れ”って言ってくれたから頑張れる。
[おっつん。]
私はそれを送信したとき、キャスの画面は青く変わってしまった。
雨音しか聞こえない部屋になんとなく、取り残された感覚。
相変わらず、綺麗ではない部屋の床から手探りで充電器を探す。
その間にも携帯でTwitterを見ていた。
けいさん、あいみん、あっちゃん、のんたん、りんたんのツイートをチェックしているうちに眠気が限界に近づいてくる。
雷が落ちたらしいが私は眠気に勝てずに就寝した。