変わるトヨタ (4) | 【ヒト・モノ・カネをテキサスへ】

【ヒト・モノ・カネをテキサスへ】

アメリカで今、最も注目されているテキサス州
資産家たちはなぜ今、テキサスを買い始めたのか?
なぜ、トヨタはテキサスに拠点を移したのか?

最低賃金が時給$12のカリフォルニアのビジネスが最低時給$7.25のテキサス(『州によってこんなに違う最低賃金』参照)にて価格破壊🤔

 

(4) 競争激化 事業再編を加速 販売店にメス、社員に葛藤も (2019/5/2 SankeiBiz)
 
雄大な富士山に臨むトヨタ自動車東日本の東富士工場(静岡県裾野市)。50年以上にわたりトヨタ車をつくり続けてきた歴史が幕を閉じる。効率化のため生産の大半を宮城大衡工場(宮城県大衡村)と岩手工場(岩手県金ケ崎町)に移管する方針が決まり、2020年12月までに閉鎖する。
閉鎖が決まったトヨタ自動車東日本の東富士工場=静岡県裾野市
 
「自前主義」から転換
 
「会社の言うことだから仕方ない」
東富士工場に勤める50代男性従業員は表情を変えずにつぶやく。約1100人の従業員は順次東北へ異動させる方針で、これまで100人超が移った。
 
一部従業員は前身企業の神奈川県横須賀市の工場閉鎖に伴って東富士工場へ異動しており、2度目の配転となる人もいるという。「家族の都合で移れなくて辞めた人もいる」と男性は話した。
 
自動運転などをめぐる競争が激化する中、トヨタ自動車は系列企業を巻き込み事業再編を加速している。電子部品を担う広瀬工場(愛知県豊田市)はデンソーに、アフリカ市場の営業業務は豊田通商にそれぞれ移管。グループ会社の方が強みを発揮できる事業は本体から切り離し、「自前主義」にこだわらない方針だ。
 
「ついに来たか」。富山県でトヨタ車を販売する品川グループ本社(富山市)の品川祐一郎社長(48)は身構えた。18年11月、トヨタの豊田章男社長らが全国の販売店代表者を集めた会議で、25年までに国内全店舗で全車種を扱うと明らかにしたからだ。「トヨタ店」「カローラ店」など4つの系列で異なる車種を売ってきた「垣根」を取り払うことを意味する。
 
収益源の確保迫る
 
品川グループ本社傘下のトヨタ自動車販売株式会社の店舗=富山市

日本市場は縮小しており、トヨタが掲げる国内販売150万台の継続には黄信号がともる。全国約5000店舗の維持も危ぶまれる。品川氏は「店舗の区別をなくし、地域にある販売会社の再編を促す布石では」とみている。品川グループは実際に、傘下3社を統合する検討を始めた。
 
トヨタは月々5万円弱から車に乗れる定額制のサービスやカーシェアも開始。車の「脱所有」が拡大することをにらみ、新たな収益源の確保を販売店に迫る。
 
豊田氏は「限られた資源を有効活用し、グループ全体で競争力を強化しなければ未来はない」と強調し、生産や販売にメスを入れることに理解を求めている。
 
ただ、トヨタ自動車労働組合の西野勝義委員長は春闘で他社への事業移管に「(愛社精神から)気持ちの切り替えが難しく葛藤する組合員もいる」と懸念を表明。ある系列会社首脳も「異なる会社同士が一緒になると苦労が多い」と警戒し再編の行方を注視する。
 

 

なぜ、トヨタはテキサスに拠点を移したのか?📗

http://www.amazon.co.jp/dp/4534056540

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