【2580日目】~ プロの目 ~ | Relaclがメジャーリーグに入るまでのブログ

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整体業界を野球に例えて、リラクルがメジャー入りすることを目標にして、それまでの試行錯誤を記していく。

仕事をする上では

自分が関わっている分野において、

自分はプロなのだから、

相手の要望のみに

答えるのではなく、

 

相手の潜在的な要求や、

隠れていて見えないモノ、

今後起こりそうなことまでも、

把握した上で、

答えていきたいと思っています。

 

 

整体・マッサージにおいては、

お客さんは、「○○がツライ」

と言われて来る事が

ほとんどです。

 

そのときに、

言われたところだけを、

整体・マッサージするのは、

初級者です。

 

 

こうなってしまうのは、

もっと先が見えていないからです。

 

原因が見えていなかったり、

未来の元気な姿が

見えていないために、

言われたことのみに

囚われてしまいます。

 

 

これがなぜ悪いのか?

というと、

お客さんの可能性を

狭めてしまうからです。

 

 

例えば、

腰痛のお客さんが来店します。

 

腰が痛い!

といっているから、

腰の痛みだけを治してしまいます。

 

それはそれで良いのですが、

腰痛の影響が膝に出ていたり、

腰痛の原因が肩だったりすると、

 

腰の痛みは取れたけども、

次にここが痛い。。。

となりかねません。

 

 

これが見えないのは、

想像する力が、

まだ小さいためです。

 

 

お客さんが、

90分マッサージしてほしい!

と要望したとします。

 

すると、

腰痛だけを治す人は、

「腰痛治すのに90分はいらないよな?」

となるので、

 

30分ほどで腰痛を治して、

これで十分ですよ~

となります。

 

これはこれで腕は良いのですが、

お客さんが望んでいるのは、

90分のマッサージです。

 

 

なにも、意味なく90分のマッサージを

しなければいけないのではなく、

 

30分で腰を治したら、

残りの60分を使って、

もっとそのお客さんが元気になれることを

治療することは出来ないか?

 

という意味です。

 

 

この場合、30分で腰痛を治して

終わりにしてしまうのは、

もっとお客さんが元気になれることが

見えていないからです。

 

 

腕は良いんですよ、

30分で治せるくらいだから。

 

でもね、

本当に大切なのは、

お客さんが最大限元気になれる姿を

施術側が見えているかどうか?

 

だと思っています。

 

 

お客さんも忙しいです。

 

その中で、今日なら90分の時間をつって、

出来るだけで元気になりたい。

 

そう思っていると思います。

 

お客さんは素人ですから、

その日の腰痛が、

時間をかければかけるだけ

良くなると思っています。

 

そこは素人判断ですから、

30分で腰痛を治すこと自体は、

問題ありません。

 

 

しかし、我々はプロです。

 

余った60分の時間で、

お客さんが見えていないところを

さらに元気に出来ることが

見えていなければ、

本当のプロでは無いと

私は思っています。

 

 

案外、こういったことって、

技術力の高い人ほど、

見えていなかったりします。

 

プロとして、

技術の研磨は欠かせませんが、

もっと良くなる未来を見る力も

必須だと思っています。

 

 

*** プロの目 ***

 

●相手の要望だけに応えるのは、

 初級者。

 

●相手の要望を短期間でクリアするのは

 中級者。

 

●相手の要望をクリアした上で、

 さらに良くなる未来を創るのは、

 上級者。

 

 

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