秋の気配が深まりつつあるパリ。
所用を終えたところで、私の好きな場所まで足を伸ばして来ました~♪
今回はパリ5区にある、サン・ポール・ジュリアン・ル・ポーブル教会。
名前が長い💦
聖ジュリアン(ユリアヌス)という、旅人や貧しい人々、病人に献身的に尽くし生涯を送った人物に由来し、中世には巡礼者や貧しい旅人のためのホスピスがあったことが、この教会の名前のラスト「ル・ポーヴル」の由来になっているとか(ル・ポーヴル=貧しい人)。
好きな教会の1つで、近くに来た時は必ず寄っています。
パリで最も古い教会の1つと言われているこちら。
有名なサンジェルマン・デ・プレ教会も、パリ最古の教会と言われていますが・・・
要は、古すぎてハッキリした起源が不明ということなのでしょうね。
こちらのサン・ポール・ジュリアン・ル・ポーヴル教会も、その起源は少なくとも2世紀初頭(!)だそうで・・・
上の写真をご覧いただければお分かりの通り、外観が教会というよりはもはや遺跡かって感じなぐらいです。
元の建物は800年代(!)に破壊されて、現在のものは1160年以降に建築された・・・とありますが、壮大過ぎて分からなくなります。
とても小さな教会ですが、、、なんというか圧倒的パワーを感じるんですよね。
神々しいキラキラパワーではなく、デンッ!と腰を据えた、地下深くから静かに湧き上がって来るパワー。
強さを感じる教会です。
そして、敷地内にある公園には、パリ最古と言われている木があります。
1601年に植樹とありましたので、今年で420歳!!!
ここから見えるほど近くに、有名なノートルダム大聖堂があり、観光客はそちらに行くことが多いと思うのですが、ちょっと足を伸ばせば・・・5分ぐらいでこちらの教会があり、そして樹齢420年の木にも会えます♪
そして、これ知ってる人あまりいないと思う、秘密スポットをご紹介!
この教会裏手のすぐ近くに、「聖ジュリアン伝説」をモチーフにしたレリーフがあります。
(今回撮影するのを忘れて来てしまったので、Googleマップのスクショ)
ミュージカルの看板の上にあるレリーフ。見えますか?
以前、歴史に詳しいフランス人と歩いている時に
「ほれ!ここにこんなんあるよ!」
と教えてもらいました。
いや・・・これ、教えてもらわなければ気づけない💦
こちらも1380年には既に存在してみたいだけど、実際の起源は分からず。
いやホント、
パリ恐るべし💦