知ろうとすること(1)

 

知ろうとすること(2)

 

知ろうとすること(3)

 

 

つづきです。

 

 

 

戦時中は今とは全く違う

生き様や在り方をされた方々が

たくさんいらっしゃいました。

 

 

私が色々に調べていて

1番胸がしめつけられ泣けたのは

そうした生き様の1つ。

 

特攻から奇跡的に帰還した生存者 

 

もう80歳をとうに超えた方々の

次のような涙ながらの叫びでした。

 

 

「死んでいった者たちは 皆 

 日本を 日本の未来を 守るために逝った。

 

 親兄弟 妻 子供たち 

 大切な家族たちのこれからの幸せのためには 

 自分が行くという選択しかなかった。

 

 喜んで死んでいった者など 

 本当にはいない。

 

 

 『残った人々は自分たちの精神を受け継いでくれる』 

 

 『自分達の死が大切な人々や日本の未来を守ることになる』

 

 そう信じて 皆 死んでいったのだ。 

 

 

 こんな日本になってしまって

 自分は死んだ戦友たちに顔向けが出来ない。

 


 未来の日本と日本人の平和のために

 極限の葛藤の中で逝った人々のことを  

 その心の内を知ってほしいのです!」

 

 

また こうも言っておられました。

 

 

「若い時は

『国のために死んでくれ』

と言われたのに帰ってきてしまい

 

老人になった今は 

『もうさっさと去ってくれ』

と言われているように感じ


その間中ずっと 

『仲間は死んだのに 

 自分だけ生き残ってしまった…』」

 

と思っていたと。

 

 

一生涯を通して 

罪悪感を持ち続け

生きておられるのです。

 

 

 

「生きていて申し訳ない」

 

と思いながら生きてこられた 

肩身の狭い苦痛

 

 

「本当の思いを知って欲しい! 

 でも それは無理だろう…」

 

という現代の風潮への諦め 無念。

 

 

重い罪悪感と苦しみを背負いながら 

その状況を戦後見続けることは 

どんなにやるせなく 

悲しかったことでしょう…

 

 

 

その苦しさの中で 

この世を去ろうとしている今はの際に 

本心を伝えようとしてくださっている方々の声。

 

 

涙を流しながら 

振り絞るように話される叫びの1言1言が

私の心に突き刺さるようでした。

 

 

 

つづく

 

 

知ろうとすること(5) 完

 

 



 

 

 

戦争をするべきだ 

 

と言った人たちがいた

 

 

戦争は正しいことだ 

 

と信じて疑わなかった時代があった

 

 

 

古いものが終わらない限り

 

新しいものは興らない

 

 

そのことを知るために

 

もう 失われる命があってはならない