こんばんは。
魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。
「THIS IS US ３６歳、これから」
という最近観た海外TVドラマの中に
とても素敵な言葉がありました。
それが タイトルにした
人生が差し出した酸っぱいレモンを
レモネードに変えることが出来る
という言葉。
登場人物たちは皆
子供を亡くしていたり
孤児だったり
ドラッグ中毒だったり
仕事のキャリアを失ったり
自分に絶望していたり
と 何らかの喪失感に苦しんだか
または現在進行形で苦しんでいる設定。
この喪失感の苦しみの比喩が
「酸っぱいレモン」なのね。
人生の中では
「なぜ こんなことが起こるの？」
「どうして自分がこんな目に？」
という
自分の大切なものを失ってしまう
そんな出来事がある。
その時はとても辛いし苦しいし
到底すぐには立ち直れない。
高齢の産婦人科医師は
初めての自分の子供を出産時に亡くしていた。
「最初の子供はお産で亡くした」
「それがこの職を選んだ理由だ」
この喪失の出来事がきっかけで
産婦人科の医師になることを決意し
以来５０年間
彼はたくさんの赤ちゃんをその手で取り上げてきた。
「こう考えたいんだ
あの子を亡くしたことで
他の大勢を助ける道に私は導かれたんだと」
彼にとって 我が子の死産
という酸っぱいレモンは
多くの子供の誕生に携わり
新しい命を助ける
というまろやかなレモネードとなったのだ。
子どもを失った喪失感は
多くの赤ちゃんを救うことで段々癒され
また その経験は彼自身の誇りとなった。
黙っていても 彼が醸し出す
安心感 信頼感 温かみや優しさは
その経験が基盤となっているとわかる。
「こう考えたいんだ
君も年老いた時に
自分の経験を若者へ語るだろうと」
自分と同じ経験を
今 目の前でしている若い父親に
彼は言葉少なに しかし 力強く
自らの過去を語ると共にエールを送り
「酸っぱいレモンは
レモネードに変えられるんだ」
という想いのバトンを渡す。
酸っぱいレモンを
レモネードに変える想いのバトンは
医師から父親へ
そして 父親から子供へ
長い時間をかけて
着実に渡されて行くことになるのです。
人生が差し出した酸っぱいレモンを
レモネードに変えることが出来る
これを一言で言えば
「ゆるし」だと思う。
人間は 誰もが
この「ゆるし」の力を持っているんだよね。
我が子を亡くしても
実の親に捨てられても
悲しい出来事に悩み苦しんでも
人間は
「それでも やっぱり 優しく在りたい」
そういう生き物なんだね。
たとえ 時間がかかっても
辛く 苦しく 悲しい出来事を
自分で癒すことが出来る
たとえ どんなに長い間
人を憎んでいても
その人をゆるすことが出来る
本能で
「癒したい ゆるしたい そう在りたい」
とインプットされている生物なんだな
と思ったお話でした。
劇中にはまだ
喪失感真っただ中の人物がいるけれど
「うん！ きっとこの人も
今のこの酸っぱいレモンをレモネードに出来るな！」
「現実の自分たちも同じだな！」
と信じられて
涙ながら朗らかな気分になりました。
みんな 人生の中で
こうして酸っぱいレモンからレモネードを作り
その経験を時を越えて
次の世代に繋いでいってるんだろうね。
人生が差し出した酸っぱいレモンを
レモネードに変えることが出来る
どんなに酸っぱいレモンでも
レモネードを作ることが出来る
ホント いい言葉だな。
コレ 映画「ギフテッド」が観たくて借りたDVDに
オマケで付いていた１話だったのだけど。
すっごく良かった～
もちろん ギフテッドも良かったけど
１粒で２度美味しい的なDVDでした。
喪失の記憶 痛み 気持ちの抱擁
心が痛むようなショックな出来事があった
のかもしれませんね その経験は大切です
今までにも同じ様なことがあり
ずっと後悔や自責の念にかられていたのなら
そのパターンを変えるチャンスだから☆
まず その痛みにじっくり寄添って感じ
その後は 振り返って自分を責めないで
今すぐはわからなくても 時が経ち
この経験を別の意味で
捉えられる日がきっときますよ
（藍）サイキックタロットカード 黒１２ SACRIFICE 犠牲
自己犠牲 経験値 信念 糧
このカードは蓮の花をイメージさせます
泥の中を通って成長し 美しく開花する蓮の花
苦難の泥の中を通ったというのに
女性の衣は真っ白なまま 汚れていません
純粋さや強い信念を持っているということです
自らを犠牲にするような経験をしたとしても
その中で学んだことを糧とすることが出来
人間性が輝く様を表していると言えます
あなたの経験は虹のように光を放つでしょう
ですが自分を大切にすることもどうぞ忘れずに
（緑）パワーオブフラワーカード ６ Sunflower ヒマワリ
伝統的 継承 育てる
既に何らかの継承的な活動をされている方や想いがある方
家族間で大切なことを引継ぐ方がよく引かれるカード
古の智慧を受け継ぎ
変化を加えながらも本質を次へ繋ぐ
そのような考えの方や活動をする方が多いです
種を受け取り 土に蒔き
育て 開花 その種を次世代へ
時間がかかることですが
かける時間も 込める想いも
先代に重ね合わせて尊重し
大切に育んでいきましょう
