こんにちは。
魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。
今日は最近観た映画の深読みを。
ネタバレありますのでご注意を。
出演 メリル・ストリープ
ジュリア・ロバーツ
他 アカデミー俳優たち多数共演の
「８月の家族たち」
ハッキリ言って この映画
「ぜひ 観てみて！」
と誰にでも勧められる映画ではありません。
５年前の私だったら
きっと受け付けなかっただろうなぁ
初回鑑賞時 私は
正直 後味悪く感じたから。
まず
メリル・ストリープ演じる
このお母さん バイオレットがね
「はあ？ あり得ないわあ～(￣□￣；)」
というほど のっけから
罵詈雑言 わめき散らし 嫌味たらたら
の場面がわんさか！！
ブラックな要素に慣れていない人
普段 言葉遣いを気にかけているような人は
たぶん上映１０分ほどで
彼女にノックアウトされると思う。
バイオレットは口腔ガンに侵されていて
痛み止めなどの薬を８種類も飲んでいるのね。
感情的に高ぶるのはその薬の副作用
とするにしても
あまりにひどい暴言の数々。
病気ゆえ
弁解の余地をわかってあげたい
という気持ちがあったとしても
ストーリーが展開していくに従って
ひどい場面が度重なり 過激さも増して
その慈悲の気持ちは脆くも崩れていくのです。
劇中 １番崩れてしまうのが
ジュリア・ロバーツ演じる
長女のバーバラ。
生真面目なバーバラは
母親の攻撃的な激しい言葉をまんま受け取って
文字通り 体当たりで抗戦！
この映画１番の見せ場になだれ込みます。
激しいこの場面
バイオレットの夫であり
バーバラの父である
ベバリーの葬儀の後よ！？
親戚が集まり
ベバリーを弔うディナーの席でよ！？
葬儀の前後にも
到底信じられないような
セリフが交わされる場面があって。
実際にバーバラも言っていたけれど
「もうハチャメチャ」
と この人たち 普通じゃない。
脇役陣は
バイオレットの妹夫妻とその息子
バーバラと夫と娘
バーバラの妹 アイビー
もう１人の妹 カレンとその婚約者
そして また この親戚１人１人が
公には出来ない
言えない問題
を抱えていて…
家族が亡くなった
というこんな時だし
穏やかにこの場をやり過ごそう
とみんながしているその時に！
バイオレットは鋭い洞察力で
彼らの秘密を探り出し
わざわざ相手を刺すように
次々と暴露していく。
こんな顔で！！
「私の目はごまかせないわよ！！」
なんで ここで それ言う？
家族に対して そこまでやる？
こんな母親 いる？
ここまで来ると
ひどいを通り越して
呆れるわ (￣▽￣)
ただね バイオレットは終始
「私は真実を言っているだけよ」
と言うのだけど
この観察眼はアッパレ！
該当者たちの間に流れる
かすかな空気をすかさず読んだり
ほんのひと言のセリフの中から
秘密を突き止めたり
と賛辞を贈りたいほど的確なのです。
そうは言っても
初回鑑賞ではメリル・ストリープの
怪演 毒舌にすっかりのまれてしまい
冒頭にも書いたように
後味がどうもね～
って感じだった 。。。
でも なんか… 気になる…
そして すぐにもう一度
１回目の鑑賞ではわからなかったことが
色々読み取れたり
自分の実体験とも重なる部分も確認できたら
この映画
かなり「好き」になりました。
つづく
人との関わり方 向こう側を理解する 慮る
あなたは何らかの人間関係で「問題がある」と
感じているかもしれませんが それはチャンス！
人との関わり方において
これまでと違ったやり方や思い方をすることで
良好な関係性に変わっていくでしょう
相手の目に見える表面的なことだけではなく
目に見えない背後にあるものを理解することが鍵です
現実的に知ることが出来なくても
慮ってみましょう
家族関係 調和 向き合う
家族や親子のことがテーマとなる時
よく出るカードです
特定の誰かとじっくり本音で話し合う必要がある
家族との関係を通して今までの家のやり方を変える
そのようなことが必要なようです
水の中をそれぞれが気持ちよく泳ぐ魚たちのように
時間をかけて 家族の調和の形を見つめていきましょう
～ たまゆら占いより ～
