死の直前の心境

 

ご訪問ありがとうございます。


たまゆら書占 えりこです。


 

先週末 あと数日で19歳になる息子が遊びにきました。

 

今は 私が1人家を出て離れて住んでいるので 

 

会うと近況報告や考えてることなど 結構語り合っちゃいます。

 

 

が 今回は着いて早々 息子 ドッキリするような一言を。

 

 

「今日さ~ 自分が死刑になる夢を見ちゃったよ。」 と。

 



 

聞くと ドラマ仕立てのようにしっかりしたストーリーになっていて


登場人物も 実際の息子の友達 私や私の父が出演


かなりリアルな夢物語になっていました。

 


友達との現実的な人間関係や 「本当にそんなこと言いそう」な各人のセリフが 


夢にそのまま反映されていたらしく 息子本人 驚きと共に生々しく感じていたようで


興奮気味に 一気に夢の内容を話してくれました。

 

 

先日 私は 映画『永遠の0』を観て衝撃を受け


ここの所 特攻隊や戦争のことを 改めて調べたり 


祖父の戦争にまつわる出来事 を思い出したり 


 

そこからさらに 死について色々考えていたので 

 

この話を聞いて本当に驚きました。

 


でも同時に 戦時中 特攻隊で亡くなった同じ年頃の19歳の息子から見て


「死についてどう思うか」


を聞いてみたいと思っていたので ちょうどいいキッカケでもありました。 


 


印象的だったのは 息子が夢の中で死刑を宣告されたのは 

 

自らが犯した罪のためではなかったこと


そして 執行されるまでに猶予があったこと

 

戦争ではないけれど これってまったく 特攻隊の状況と同じです。


 

そして 死については


「死刑を宣告されたのに 不思議と怖いと思わなかったんだよね。」 と言ってた息子。


「そうか 俺はもうすぐ死ぬんだな。」と やけに落ち着いていたそうです。

 

 

その時


「今まで仲良くしてくれた友達に感謝の気持ちしかなくなって 

 

 なんとかその気持ちを伝えたい としか思わなかった。」 と 

 

 

直接伝えられる人には話し 手紙を書いたり電話をかけたり 

 

とにかく伝える手段を考えたそう。

 


これも 覚悟を決めた特攻隊員の遺書を見た時に感じた 

 

強くて穏やかな 感謝の気持ちに通じてます。

 

 

 

夢の中で私と私の父は 息子の最期を見届けようと 

 

処刑室で立ち会うという設定でいたそう。

 

 

息子は「俺はこれから死ぬんだよ。そこで見てていいの?」と聞くと

 

私の父は 「いいわけがないだろう!」 と怒鳴りながらも 動こうとせず

 

私と一緒に その場にじっと たたずんでいた と。

 

 

なんだかこれも 当時 

 

息子や孫を戦場に送り出した家族の本音なんじゃないかと感じました。

 

 

心の中では 「いいことだ」なんて思えるはずはなく 

 

それでも 最後まで「その身を想う」ことしか出来なかった 残された家族の心境。

 

 

 

結局 処刑装置が故障して 息子は死なず その直後に ハッと目覚めたそうで…

 

あまりのリアルさに しばらく放心状態だったようです。

 

 

 

このタイミングで 息子からこの話を聴くのも 意味があるように感じた私は

 

これまでブログに書いた 『永遠の0』を観て感じたこと 特攻隊のこと 祖父の思い出など

 

youtubeで戦争に関する映像や祖父の写真も見せながら 自分の思いを息子に話しました。

 


今までそんな話 息子としたことなんてなかったのですが 

 

歴史好きの息子は色々把握していて 

 

「ちゃんと自分なりの考えを持っているんだ」 

 

とわかったことが 私は1番驚き

 

また 嬉しくもありました。

 

 


息子と私とは 考え方が違う部分があります。

 

 

これは 戦争に限らず 日常の様々なことについても言えると思うのですが

 

「良いか悪いか」 「正しいか間違っているか」

 

その点で決めつけようとすると 自分の考えの正当化 

 

表面的な意識の議論になってしまう。

 

 

同じ歴史の資料を見て 息子と私の思いが違っていたように

 

それは ひとつの決まった形や答えにおさめるのは 難しいし不可能。

 

 

でも大事なのは もっと奥にある 知らないことに意識を向けることだと思います。

 

 

たとえば 

 

本人や周囲の人の心境… 本音がわからなければ 推測・憶測でのやりとりになるでしょう

 

広い目で見た状況… どの時期・どんな立場で見るかで同じ人でも着目点は違ってくるでしょう

 

状況に触れた思い… 同じ事実を見ても 1人1人どう思うかは異なるでしょう

 

 

それでも 見ようとする 感じようとする こと

 

それを どっちが正しいか決めなくていいし 

 

意見も様々でいい 

 

答えを定めなくてもいい

 

 

ただ 「自分はこう思う」 「自分はこう感じる」 と意識すること

 

「そんなの関係ないし どうでもいい」 という 無知 無視 無関心 

 

自分がない無意識状態になるのが 1番怖いこと

 

だなぁ と 息子と話していて思いました。

 

 

 

特攻隊員の笑顔と遺書 

 

息子が夢の中で感じた 死の直前の穏やかさと感謝の気持ち。 

 

 

それはきっと エゴが消えた純粋な心境だと思います。

 

 

私自身も思いますが 

 

「私が○○したいのに」 「私が~~出来ないから」と

 

悩んだり迷ったりする時って 頭の中には 私=エゴがいっぱい。

 

 

視点が 「私」だけにぎゅっと絞られていて 

 

すごく視野が狭くなっている状態。

 

「ない」ばかり 探してしまう情況。

 

 

ですが 私というエゴがなくなっていくと 

 

視野が開けて広くなっていくんですよね。

 

 

見えていなかった 「ある」が見えてくる情況。

 

 

 

この情況 カードリーディングのお客様に対しても感じます。

 

 

「自分が 自分が」という小さな近い視点から グーンと後ろに引いて 

 

その出来事を俯瞰し 広い目で全体を理解できると

 

悩んでいた出来事自体は 何も変わってないのに 

 

「そうか! そういうことだったんだ」 と納得できる

 

静かな心持ちで 落ち着いて「すでにあったもの」 を確認できる 

 

すると これまでと違う 本当に自分らしい行動ができる

 

 

イコール 人間的な器が大きくなる つまり成長だと 私は感じています。

 

 


映画の中でも 出撃前日 川辺で足を水に浸しながら隊員が語り合うシーンで


透明な川の流れ 木々の緑 周囲の自然を見渡しながら 


「今は 見るものすべてが愛おしい」 


と心穏やかに言うセリフがありましたが これが エゴのない最も高められた意識。


死を迎え入れるという極限の葛藤を超えて 自分自身で究極に高めた意識。

 

 

この意識に 死ぬ直前 果たして高められるのか?


それは 私も その時になってみないとわかりません。

 

 

でも確かだと思うのは


そのような意識に高められる精神性を 私達は皆 持っていること。

 

DNAなのか 血なのか それも様々な言い方でいいけれど


その強い精神性が 現代を生きる人々に皆 脈々と受け継がれていること。

 

 

あとは その精神性を 意識するかしないか 

 

高めようと思えるかどうか だと思います。

 

 

自戒もこめて。

 

 


 

サイキックタロットカード 紫9 Spiritual Strength 精神力

 

 

集中 空(くう) 一心 

 

精神の向上は 静けさから

 

 

 


 

 

 

ちなみに 調べてみると…

 

「死ぬ」夢は 吉兆。 死神のカードと同じ意味でした。

 

 


 

タロットカード 13 THE DEATH 死神

 

 

・死と再生 

 

・何かが新しく生まれ変わる

 

・過去の自分が消え 新しい自分になる

 

・古い考えやこだわりを消し去り 再出発する

 

・自分の中のいらないものが清算され やり直す

 

 

「死」は すべての人々に定まっている 宿命

 

「死」を各々それぞれに 自分の信念とかけ合わせて その都度都度に

 

定まらない思いを見つめようと意識し続けることが 

 

今のところの 私の 「生」 です。