おとといの私の1万円盗難
そして この日はまた
友人からの相談で
子供が家のお金を盗るという話。
相次ぐ「お金を盗む」という出来事から
私は自分が子供の頃に
家のお金を盗んだことを思い出しました。
そして
「このことを親に話すこと」
というカードからのメッセージを受取った私。
「まぁ 子供の時のことだし
とりあえず話してみればいいか。」
と割と軽い気持ちで
実家に電話をかけました。
電話に出たのは父親。
「どうだ?変わりないか?」
といつもの口調で話は始まり
まずは近況報告を。
子供たちも元気なことを伝えた後
「そういえばね
この間イベントに参加したのだけど
そこで盗難に遭ってね…」
から初めて
友人の相談話を踏んで
「実はそれでね
思い出したことがあるんだ
子供の頃のこと。」
と この電話の目的へ。
調子よく話していた私ですが
急になぜか声が詰まってしまい
ぶわっと涙があふれてきました。
あれ~? なんで
昔のことだし
別に話すのなんてたいしたことないのに…
それでも わけもなく流れる涙を
父に気づかれないように
気持ちを抑えながら
私がお店のお金を盗んでいたことと
おじいちゃんとおばあちゃんが
そのことをかばってくれたことを話しました。
祖父母は「パパとママには言わない」という
私との約束をお墓まで持って行き
守り通してくれていました。
父は初めて聞く話に
「そうか。そんなことがあったのか…」
と一言。
そして
「実は最近
ずっと考えていたことがあるんだよ…」
と話し始めました。
私は兄と妹に挟まれた中間子です。
初めての子供だった兄は
祖父母にとっても初孫。
兄は体が小さくて弱かったこともあり
それはそれは大切に育てられ
でも また 迷いながらの子育てだったそうです。
(祖父母は子供がなく 父は養子。
なので みんな初めての子育て!)
私たち兄妹が大きくなってから
「初めてのわからないことばかりで
実験のような子育てだった。
お兄ちゃんにはつい手をかけ過ぎてしまった」
と言っていたのを何度も聞きました。
次に産まれた私は
赤ちゃんの時から体も大きくて丈夫。
両親や祖父母も子育てに慣れ
兄の経験から
もう少し放任的な子育てを!
としたそう。
その通り
私は放っておいても なんら問題のない
「手のかからない 心配のない子」
として育ちました。
3人目の妹は赤ちゃんの頃はおとなしく
でも 放任主義が行き過ぎたのか
両親曰く
「あの子はコミュニケーション不足だったかも」
と。
主張しなければ気づいてもらえなかったためか
妹は感情を隠さず
すぐに表に出すタイプに成長。
万年反抗期というくらい
兄とは違った意味で
親は「手がかかった」と言っていました。
子供時代の見た目では
私が子育て成功例だったようなのです。
父はそんな兄妹のことも話しながら
こんな風に言ってました。
「えりこは近所の人たちからも
『いい子だね』と言われていたし
まったく心配していなかった。
お兄ちゃんと妹は
何かしら問題があっても
えりこは大丈夫
心配のない子と思い込んでいた。
それが今になって
離婚だ 別居だ という問題が起きて
あの頃なかった心配がドッと来た感じ。
今は3人の中で1番
えりこが心配。
えりこのことを考えない日は
1日だってないんだよ。」
私の涙はここでMAX(T_T)
私は物心がついてから
兄や 妹や 周りの様子も見て
「いい子でいること
心配をかけない
大丈夫な子でいること」
を心がけていました。
周囲の大人たちが
私にそう在ることを望んでいるのもわかっていたし
そうしていれば
周りの大人たちみんなに褒められて
私自身もすごく嬉しかったから。
さらに父は続けて。
「上の子は初めての子だから
末っ子は1番小さいから
と何かと気にかけるのだけど
真ん中の子は子育ての慣れがあったりして
どうしても 気にかけなくなってしまいがち。
えりこはまた
”大丈夫な子”だと思って安心していたし。
でも 最近 別な方面からも
同じような真ん中の子の話を聴いてね。
真ん中の子に
もっと気を配るべきだったのかもしれない…
そんなことを考えていたんだ。」
私は父を尊敬していますし
ちゃんと育ててもらったと思っています。
後悔しているようなその父の言葉に
まず浮かんだのは
父にそんな思いをさせてしまって…
という思い。
でも 私の心の中には
もうひとつ
確かな別の感情
がありました。
~ つづく ~
幼い頃の思い 淋しさ 哀しみ
子供の頃に体験した思いが
今のあなたに影響を及ぼしています
なかったこととして
覚えていないことかもしれません
今現在 体感している感情を見つめていると
過去のその出来事を思い出すこともあるでしょう
そんな時は我慢せず涙を流しましょう
それが 小さかったあなたが
出来なかったことなのですから
仕える 尽くす 献身的
誰かのために尽くす行為を喜んで出来るあなた
今までたくさん働いてきたのではないですか?
それらは優しい心からの素晴らしい行いでした
ですが「相手が」喜ぶから していたのなら
その行いは自己犠牲になっているかも
「自分が」本当に望むことはなんですか?
本音 本心を ぜひ大切にしてくださいね
~ たまゆら占いより ~