アバター マスターコースで
たくさんの受講生の方と話したり
ワークを進めることで
多くの感動を得ましたが
私は同時に
とても苦しい気持ちにもなりました。
私はアバターを受講するまで
自分の言動になんの疑問も持っていませんでした。
物事は慎重に進める方だったし
思ったことも
よくよく考えてから口にしていたし
人に嫌われるようなことはしないように
と気をつけていたはず。
今の自分で特に問題はない
と思っていました。
成田のコースでは
ワーク中に 泣いたり わめいたり
感情を体で激しく表現している受講生を
たくさん目にしましたが
私は淡々と
平静を保ってワークを進めました。
自分をオープンにすることを怖れて
本当の自分を見つめることから
逃げていたんですね。
でも
マスターコースでは
そうはいかない！
(＞＜;)
セミナー中
こんなことがありました。
私は受講生の初対面の人をよくほめたり
話を合わせるようにしていました。
そこから話が弾んで
仲良くなっていく
のがいつものパターン。
ほとんどの人とはいつも通りに
そのように仲良くなっていったのですが
ある２０代の男の子に同じように話したところ
「僕はあなたのこと
よく知らないので何も言えません。」
と言われました。
話もこれでおしまい。
バッサリ！って感じ。
今までにない展開にビックリ。
「なにが違ってたの！？」
自分自身が否定されたように感じて
落ち込みましたね…。
私はそれまで
その人がどういう人か
よく知りもしないのにほめていました。
（なんかちょっと 私と考えが違うな）
と思う話にも同意したりして。
”上っ面”でしたね。
考えてみると 私は
「自分が気に入られるために」
人をほめて 話を合わせていました。
つまり
相手に媚びていたのです。
そのことに この時 気づいて
大きなショックを受けました。
ほめること自体は
悪いことだとは思いませんが
問題は私が
心からの素直な気持ちで
人をほめていなかった
話をしていなかった
ということ。
自分が人に好かれたいから
人に気に入られるために
という見返りを求める行為でした。
人との関係は
常に良好に保たなければいけない
という思いもあったので
相手がどういう人か知ろうとするより
表面的な関係性を重視してました。
とにかく 早く！
仲良くなろうとしていました。
彼が言ったような
「あなたのこと よく知らないので」
なんて
言ってはいけないことだと思ってましたね。
でも 彼の
このひと言は大きかった。
別に無理して早く
良好な関係を築こうとしなくてもいいんだ
本当のことを言ってもいいんだ
と気づかされました。
彼とはその後 色々な話をしてから
良好な関係になりました。
それまでに大勢の方とワークをして
泣いたり 悲しんだりしながら
人生の辛い部分を共有することで
人との絆は必ずしも
良い言葉ばかりから結ばれるとは限らない
と知ったからこそ
気づけたのかもしれません。
私は以前から
やたらと愚痴を言うのも聞くのも嫌いで
古くからの気持ちを分かち合える友人を除いては
（周囲の人には
自分の悩みや迷っていることは言わないようにしよう）
と心に誓っていました。
人の悩みや迷いや愚痴は
「聴いてくれてありがとう！」
と言われるのが嬉しくて
「うんうん」
と快く聴いていましたが
自分が（しないように！）
と誓っていることをする人に対して
モヤモヤするものがあった気がします。
また 人に
「いつも元気そうだね。」
と言われるのが嬉しくて
（元気な自分しか見せないように！）
と これまた怒りや悲しみの本音は
自分の胸の中にしまっていましたね。
でも このセミナー中に聴いた
人々の悩み事や迷いは
ちっとも愚痴には聞こえなかった。
前回の記事に書いたように
重い病気や過去のトラウマがあって
元気ではないことがわかっていても
その方から溢れるような気力を感じました。
話の内容は
悲しかったり 怒りに満ちていても
どの人も問題に立ち向かっている強さと
勇気を感じました。
”愚痴”ととらえるか
”がんばっている人の話”ととらえるか
”元気”の定義をどう考えるか
結局は「私がどう捉えるか」なのです。
また こんなこともありました。
２人でするワークで
20代の女の子と組んだ時のこと。
私が彼女の顔を見つめながら
彼女の話をじっと聴いていたところ
「目がこわいー！」
「そんなに睨まないで～」
と言われたのです。
彼女は笑いながら「目力がどうの…」
と言っていたから
半分冗談のつもりだったのかもしれないけれど
これもショックだった。
私はよく話を聴こうと
「見つめて」いたのだけれど
彼女はそれを
「こわい」と取った。
こちらの思いが
相手にそのまま受け取られる
とは限らないこと
その後
彼女に対する思いが私も
「こわい」になったこと
ここは素直な気持ちを
伝え合う場なんだし…
とは思うけれど
哀しみ 悔しさ 怖さ
なんだかスッキリしない思い
が残りました。
もしかして…
いちいち口には出さないけれど 日常でも
自分ではいいと思ってしていることで
相手にこういう思いを
させていることがあるのかも…
と感じた出来事でした。
人に嫌われないように
この思いがとにかく強かった。
だから
人のことをほめようと
媚びていたのでしょうし
真剣に話を聴こうとした（し過ぎた）
のでしょうし。
このように マスターコースでは
自分自身を見つめ
心の中に持っている
今まで気づくこともなかった”信念”を探り
もう必要のない信念を手放すこと
に重きを置いていました。
ですが 私は
自分が持っていた信念に気づくたびに
ひどく動揺したのです。
私 こんなに嫌な部分を持っていた…
こんな弱い自分は認めたくない…
そんな風に本当に揺さぶられ
（私は今のままで問題ない）
という思いもメッキのようなものだった
とわかりました。
同室だったまりちゃんや
仲良くなった受講生の友人とは
こうした本当は見たくない・見せたくない部分を
ワーク外でも見せ合い
”ありのまま”のお付き合いをしました。
まりちゃんに
「あれされたの 私 嫌だった」
なんて面と向かって伝えたりもして。
そして
本音で話して
心から理解し合えて 嬉しくて
最後は抱き合って泣いたりして。
本当にこんな体験は生まれて初めて！
私は 妻でも 母でも 奥さんでもなく
個人としての自分でいられ
友人たちとこうして
心をさらけ出して支え合えたことで
だんだん”嫌な弱い自分”を
受け容れていくことになりました。
本当の自分を自覚すること
ショックだったけれど
とても大切なことでした。
参照
～ つづく ～
（追記）
私が持っていた信念について詳しくは
”生き癖”のテーマで書きました
依存 執着 解放
向こう側へ勢いよくポーン！と投げている人
まとわりつくものに気づき 解放する道を
この人は自分で決意して選んだのです
あなたもこの人と同様な立場にあるのでは？
何らかの考えに囚われたり
物質的な執着 依存的な考えで
気持ちが苦しくて もう限界…
そんな心模様かもしれませんね
あなたは 捨てる やめる 断ち切る
力をちゃんと持っています
思い出して！
怖れ 陰陽 向き合う
これまで見ないようにしてきた影の部分を
見つめられる時です
それには 心の強さや受容力も必要ですが
あなたはそれらを備えられたということです
怖くて避けてきた自分の気持ちを思い出させる
そんな出来事があるかもしれません
自分を信じて 向き合いましょう
そうすることで あなたはさらに強くなります
見ないようにしてきたこと 暴く 強さ
あなたはとても勇気のある強い方ですね
その勇気を発揮する時がやってきました
葬り去ったものが暴かれる時が
棺の中に入っているのは
おどろおどろしいもの
あなたの弱点や嫌いな所など
当然見たくないもの
でもその中身をしっかり見つめ
受け容れたあなたは
少々のことでは動じない
さらに強いあなたになるのです
～ たまゆら占いより ～
