５月２２日
す～ちゃんが我が家にやって来たのは
ちょうど １年前の今日でした
登校途中の娘が 近所の道端で みぃみぃ と鳴く
うまれたての子猫を 拾ってきました
それが す～ちゃん
それまでにも何度か 子供たちがネコを拾ってきて
保護したことはあったけれど
「飼おう」 と思った事はありませんでした
でも この子猫の顔を見た瞬間
「この子は うちで飼わなきゃ」 って思ったんです
正確には 「この子は わたしが看取る」 だったのだけど
私が 子供の頃
娘と同じように 捨て猫のお世話をしたり
巣から落ちてしまった すずめのヒナを手当てしたことがありました
でも ほんの少し命を延ばしただけで 育てることは出来ず
その最期の瞬間が 今でも鮮明に画像として脳裏に焼きついていて
動物に対して責任を持つ
という事から ずっと目をそらしてきた気がします
なので 「ワンちゃんを飼いたい
」
「ネコちゃんがほしい
」
という子供たちのお願いを ずっとかわしてきてしまいました
それが みぃみぃと か細い声で鳴く 小さな命を目の前にしたら
この時は そんな気持ちが吹き飛んで…
一瞬のうちに 母性本能が活性化
家族全員をとりこにし
こうして す～ちゃんは 家族の１員になったのでした
それ以来 す～ちゃんは いつも我が家の中心
この１年の間に 私たち家族に たくさんのものをもたらしてくれました
まず笑顔
仕草を見ているだけで 思わず微笑んでしまいます
家中に 笑顔があふれるようになりました
それから 会話
「今日 す～ちゃんがね
」と 家族でよく話します
部屋にこもりがちだった子供達が リビングに集まるようになりました
そして ご縁
す～ちゃんが架け橋になってくれてます
す～ちゃんを通して 絆が深まったり
新しいお知り合いが増えました
す～ちゃんが安心して眠っているのを見ると
幸せを感じます
自分の中に こんなに 愛情があったんだ
って ちょっと びっくり
幼い我が子の子育て中より 愛を感じる
す～ちゃんを だっこしていると
とってもあったかいんです
生命のぬくもりを 改めて感じるようになり
虫を 外に逃がすようになりました
あともうひとつは 伝えること
家族の誰かが具合悪い時
す～ちゃんが 添い寝をしてくれます
たとえ 言葉を交わせなくても
ちゃんと 気持ちが通い合うことを知りました
人間は せっかく言葉を話せるんだもの
ちゃんと 伝え合わなきゃね
動物はどうしたって 寿命が短く
その事を考えると やっぱり 悲しくなってしまいます
でも今は す～ちゃんと過ごせる毎日を その時々を
めいっぱい 楽しもうと思います
あたちは これからも まったぁ～～り いきまちゅ