本日の鑑賞作品

 

とあるスイスの全寮制女学校に入学した一人の少女

彼女は昆虫達と交信出来る異能を持つと共に

夢遊病という病気を抱えていた

 

ある夜

彼女の夢遊病が発症し街をさまよっていると

殺人事件の現場に遭遇してしまう

それは少女ばかりを殺害する連続殺人事件の犯行であった

犯人に狙われる彼女

警察は夢遊病という病気のため、と相手にしてくれない

困り果てた彼女は

昆虫学者として世界的に有名な博士の元を訪ね

彼と共に犯人を暴き出そうとするのだが・・・

 

というホラー映画

 

まず題材として昆虫と交信出来るってシチュエーションが面白い

犬や猫などの動物との会話って内容は

ファンタジー映画で多いような気がするけど

声を発しない昆虫って発想がいいね

しかもテレパシーみたいな感じではなくて

昆虫達が彼女の意思をくみ取って行動するってのも

何だか愛らしくていいねぇ

 

ストーリー自体は

ホラーというよりもサスペンスに近いかな?

個人的に途中で予想した犯人とは違う意外な展開になったので

推理作品としても楽しめたし・・・

 

まぁ何より全体としての描写が一昔前の作品だけれども

何だか新鮮に映ったなぁ

 

殺害シーンのBGMにヘビメタがかかっているし

CGに頼っていない虫の集団は本当にリアルだし

昆虫博士の相棒であるチンパンジー君の愛らしい演技(?)も

秀逸だったな

特にラストはチンパンジー君に拍手を送りたくなったよ

 

ダリオ・アルジェント監督

やっぱりレジェンドな人だったね