最近になって、アートにたずさわる、あるオジサンがこんなことをおっしゃってました。
「近頃のアーティストは、現実の社会問題から目をそむけた、表面的な作品が多い」と。
おっしゃりたいことは、わからなくもないです。
でも、ものを作るっていうのはそもそも、作り手が体の芯から「作りたい」と思って着手するもの。
外野がどうのこうの言うステージではない。
「世の中にどうしてもこれが言いたい」と芯から思う人は、その人が思う「どうしても言いたいこれ」を表現すればいいし、
「何も言いたいことはないが、これが好きなんだ」と芯から思う人は、その人が思う「好きなこれ」を表現すればいい。
いたってシンプルなんです。
寧ろ、お客さんやギャラリーのオッサンに言われたからと言って、
「社会問題に取り組んだ作品をつくろう」とか
「社会風刺もできる俺なんだぜ、ってところを見せれる作品をつくろう」
なんていう動機でものをつくるほうが「表面的」なものになる。
それはとてもあさましく、卑しい。
そもそもアート作品に「こうあるべきだ」みたいなものを持つこと自体、アートを凌辱する行為だ。
あと数十年もすれば、SNSで美味しそうな料理や旅行の写真をあげてる若い連中を指して「社会問題から目をそらすな!」って物申すオッサンも出てくるのかな…なんて世の中を憂うおれも、もうオッサンやけどな。
作品の前では作り手が神。
生かすも殺すも、見せるも見せないも神次第。
神に物申すのはせめてお賽銭箱にお金を入れてからにしなさい。
さて、現在ヌードモデルを募集しております。
作家・写真家の里中先生とのコラボアート展を企画しました!
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第2弾、第3弾…とシリーズ化していきたいとスタートしました。
アートにおけるタブーや社会風刺云々はさておき、「美しいものを美しく」表現したいいち芸術家です。
「夕日がきれい」「風が気持ちいい」と変わらぬ感動を表し続けていたい。
【2月の作品展示情報】
●「笑うアートマンションと10人の住人展」
「小峠英二のなんて美だ!」番組内で公開した作品がこの展覧会にて展示されます!
2024年1月19日(金)〜2月18日(日)
デザインフェスタギャラリー原宿 EAST館
チケットhttps://eplus.jp/waraten_art/
●「猫を愛する芸術家の仲間達2024」
2/22~3/3
https://www.bricolage.space/exhibition/3892/
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【パフォーマンス情報】
2/24sat
木馬館(浅草)でのライブ切り絵パフォーマンス
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【切り絵アーティストHachiのwebサイト】
【YouTubeチャンネル】
アーティスTV Hachi
http://www.youtube.com/@tvhachi9707
【INSTAGRAM】
https://www.instagram.com/kazunari_hatta/
【X/旧ツィッター】