
これは京都にてゲット品。テナー奏者、バック・ヒルのステープル・チェースにおけるワンホーン・カルテットによるライヴ・アルバム。オリジナルはデンマークですがこれはアメリカ盤。オランダで現在も毎年開催されている「ノース・シー・ジャズ・フェスティバル」における81年の録音。バック・ヒルはもともと郵便局員をしていて、遅れてきた新人としてステープル・チェースからデビューして知られるようになったので、ヨーロッパではおそらく人気があったのかと。ベーシストのウィルバー・リトルは北欧録音であるトミー・フラナガンの名盤「オーバーシーズ」で知られていてやはりヨーロッパでは著名。ドラマーのビリー・ハートはマイルスと活動するなどジャズ界を代表するドラマー。ではピアニストのルーベン・ブラウンは?この方ポチッてみてもアルバムが2枚くらいしか出てこないアーティストで、ヨーロッパで有名だったとは思えません。しかしどうやらビリー・ハートと同じ高校に通っていたらしく、数少ないアルバムにも参加したりして仲がよく、それでオランダのフェスに誘ったんじゃないかと。
ですが実際に聴いてみるともちろん主役のサックスは悪くないのですが、ピアノ・トリオになるとピアノの美しい音色が際立って思わず聴き入ってしまう出来。なるほど個人的な付き合いだけで呼んだんじゃないのね、と感心する実力者ピアニスト。アメリカ盤ですが音質は秀抜でドラムの金物系の響きが極上です。
ですが実際に聴いてみるともちろん主役のサックスは悪くないのですが、ピアノ・トリオになるとピアノの美しい音色が際立って思わず聴き入ってしまう出来。なるほど個人的な付き合いだけで呼んだんじゃないのね、と感心する実力者ピアニスト。アメリカ盤ですが音質は秀抜でドラムの金物系の響きが極上です。
