
昨日より博多にて仕事。
仕事をちゃちゃっと終わらせ、黄昏の博多は天神へGO。
まず初めて訪問する70's records というお店から。
店内に入るとCDやDVD、書籍も置いてありレコードは狭い店内の一面にあるエサ箱のみで壁レコもなく、エサ箱の奥に数枚ずつ立てかけてあるのが壁レコの替わりのようす。エサ箱の中の仕切りはかなり細かいですが、仕切りの間には数枚ずつレコードが入っていることが多く、同じジャンルが何度も出てくるので正直「こんなに仕切り要る?」とは思いました。しかしこのお店、オネダンがやたら安い!値札には店主による手書きと思われる鉛筆書きのポップ(細かいですが字がとても丁寧なので思わず全部読んでしまう)がついていますが、「激レア」と称しているレコードも大体3千円くらい。その理由は後で判明するのですが、とにかくコンディションの良いレコードが安値でならんでます。
一番端っこには「ジャケットに難があるけど盤はキレイ」という一群があり、拝見するとなるほどジャケットにウォーター・ダメージがありますが価格はほとんどが3桁。全く知らないAORっぽいアルバムのオリジナル盤など3枚を抜いてカウンターへ。
カウンターには初老の店主と奥様と思しき愛想の良い女性が。検盤しながらウォーター・ダメージのレコード群についてお尋ねすると店主曰く「アレはウチにあったヤツで火事がありまして〜」。
そこから店主にイロイロとうかがったところ、元々博多で80年代から新譜の輸入盤店を営んでいたそうで、なんらかの事情で店舗が引っ越すたびにサイズが縮小し、入り切らなくなった新品レコードを倉庫に入れていたそう。そして現在は倉庫にあふれかえっている元は在庫だったレコードと店主の私物レコードを細々と店頭に出しているのだ、と。つまり新品で仕入れたレコードが寝かせている間にレア盤になっていただけなので、新品に少し毛が生えたくらいのオネダンで出している、ということのよう。
店主は遠慮がちに「まあ、ようは売れ残りです」と仰るので、「イヤイヤイヤ、これは立派な『デッドストック』ですよ!」とツッコミを入れたところ、店主は「なるほど〜デッドストックといえばいいんですね〜」と妙に納得されてました。
奥様はとなりでずっとニコニコされていて時折お話にも参加され、お暇するときにはわざわざお見送りまでしていだたきました。
そんなご夫婦の雰囲気にすっかり癒されてしまい、後ろ髪を引かれる思いでお店を後にしました。
