
これは最近地元にてゲット品。
パッと見70年代のレコードかなあ、と思って値札を確認するとジャンル記載に『ネオAOR』との記載が。ネオ?ただのAORじゃなくて?
また、ジャケットも男性か女性か判然としないフォトで「70年代はクラウス・ノミとかいたけどもっと分かりやすかったけどなあ」などと考えながら、高くもないので買ってみることに。
聴いてみたところスピーカーからどう聴いても男性の声が。ポチッと調べてみたところヒゲ生やしたライヴ動画とかも。ということでこのレコードはフランスのシンガー、エセル・リンジー の「プリティ・クロース」。発表はなんと2025年10月。長いキャリアのシンガーのようですがソロ作はコレが初めてのようす。よく聴いてみるとドラムなどは80年代のドッパンみたいな音ではない生な音なのに、時折入るシンセは80年代の音色だったりイロイロ変。ですが鳴っている音は紛れもなくAOR。海外でこのジャンルは「ヨット・ロック」などと呼ばれ根強いファンがいるようですが、最近は別の現象が。それは日本のシティ・ポップのブーム。海外のリスナーがサブスクで日本のシティ・ポップ曲を楽しむことが普通になり、ガチな洋楽と違う音楽の世界があることが知られるように。このアルバムもそのような文脈上にあるように感じられ、シティ・ポップが「日本人がやってるちょっとヘンな洋楽」だとするとコレは「外人がやってる真っ当なシティ・ポップ」。
ド頭からハートを鷲掴みされ最後まで一気に聴ける良作です。音質はデジタルの圧縮された感触がなく、こちらも2025年作とは思えないデキ。
