
これはモノラル沼の只中にあって、あらためて素性を調べてみた1枚。
このレコード、かなり前に地元レコード屋のジャンク箱から出土。オネダンは100円(消費税8%時代だったので108円ですね)でしたが、音がけっこう良いので初期盤かも、と期待してました。
コレはピアニスト、ウィントン・ケリーの59年リーダー作「ケリー・グレート」。ビートルズのアメリカ・デビュー盤をリリースしたことで知られるシカゴのレーベル、ヴィー・ジェイが発売元。ポチッと調べたところ、このレーベルは色調から「マルーン・レーベル」と呼ばれており、マルーン・レーベルで深溝ありのこのプレスがオリジナルとのこと。
さらにスゴく分かりやすい見分け方はジャケット。ジャケットのリーダー名が「KELLEY」になっていますが、正しくは 「KELLY」。要するに誤植ジャケットで、後に修整されるためコレが初版ということのよう。と、いうことで100円で買ったレコードが予想通りオリジナル盤であると判明。ジャンク扱いされた理由としてはジャケットの裏面4辺にテープ補修があることと、盤にキズがあることなどが考えられますが、ジャケットについては正面はご覧の通り問題ない見た目ですし、再生もモノラル針で聴くとほとんどキズ音なしの良好再生。放送局のライブラリーの所属物だったのかレーベルに管理用のシールが貼ってありますが、音には関係ないですね。
と、いうことで自分レコード史上有数のジャイアント・キリング(ここでは弱小な元手で大物レコードを攻略すること)だと認識。
なかなかこんな買い物はできませんが、レコード掘りの醍醐味ではあります。
