
これは松山のモア・ミュージックにてゲットしていた盤。
バリトンサックス奏者、ペッパー・アダムス率いるカルテットによる73年アルバム『Ephemera(エフェメラ)』。 エフェメラとは儚いもの、すぐなくなるもの、という意味で、印刷物関係ではチラシなど保存されない類を指すようですが、50代の若さで早逝してしまうことを考えるとシミジミするタイトル。
イギリスのジャズ・レーベルであるスポットライトのオリジナル盤。レーベルにはセンター近くにやや深いミゾがあり、盤は分厚くエッジはバリでギザギザにて、おそらくOrlakeプレス。宮殿のマト2とかと同じですね。ネットをポチってみたところ、どうやらCDは出ておらず、怪しげな盤起こしのファイルがネットにあるだけのようす。
メンバーはピアノがローランド・ハナでベースがジョージ・ムラーツという、日本企画・日本録音の歌モノ伴奏などでイヤというほど見かける組み合わせ。ドラムは本人が参加していたビッグ・バンドの親玉、メル・ルイス。
アビー・ロード・スタジオにて1日で録音されたようす。特にベースの音が良い!日本での録音はややもすると「ベースの音をビビるような音で録音してやろう」という欲が垣間見えることがありますが、この盤ではあくまで普通に録音されており、普通に良い音。
細かいですがレーベルのA面B面表記が「ファースト・セット」「セカンド・セット」になっているのがさりげにオシャレ。
ジャケットの写真はアメリカの女性写真家、ジル・フリードマンによるよるもので、実に味があります。
スペシャル・サンクスに「ロニー・スコット・クラブでリハーサルしました」とあり、クラブのライヴで肩慣らししてから録音したモヨウ。
プロデューサーにはあの人の名前が?本物?同姓同名なだけ?

