これは棚からポロリ盤。スーパー・ドラマー、ビル・ブラッフォードの冠バンドのライヴ盤。これがなんとも不思議なアルバムで、まず発売はカナダと日本(アメリカでも発売とネットにはありますが、見たことないのでカナダ盤が売られたのでは?)。ジャケットはブートっぽいショボなデザイン。レコード番号は「BRUBOOT 28」(28枚目のブートか?)。今はよくみられる「公式ブート」の体かと思いますが。これはカナダ盤。わりとよく見るレコードなので当時輸入されていたのだと思います。
ニューヨークでのライヴを収録しており、どうやらラジオ放送用に2トラックで録音したものをミックスしただけのようで、音像に拡がりはなく中央に固まり気味です。ではダメかというとそんなことはなく、妙に生々しい音で特にドラムがあの独特のチューニングのスネア音も含めてよく聴こえます。80年代のブラッフォードはシンセ・ドラムを使うようになるので、アコースティックなドラム・セットでの演奏は貴重。また、キーボード奏者のデイヴ・スチュワートも弾きまくってますが、彼も80年代はスチュワート&ガスキンで活動してポップスの人になるのでこれまた貴重。わざわざ「無名な」とクレジットされているギタリストほJohn Clarkもアラン・ホールズワースっぽいプレイで頑張ってます。大好きなベーシスト、ジェフ・バーリンの音があまり聴こえないのだけが不満といえば不満ですが、ベースが膨らんだらもっとブートっぽい音になったと思われるので仕方ないかな、みたいな。
サクラかどうかわかりませんが観客の歓声がすごくて、シブシブなインストのバンドでこれだけ盛り上がるのはビックリです。