過日のこと。性懲りもなくたまに寄るハードオフへ。するとレジ前に移動書架みたいなのにジャンク・レコードをぶち込んだのが2つあり。張り紙には「8/30-全品55円セール。期間延長!」の文字が。なのでまずこれから攻めることに。一番上の段は普通に縦にレコードが入れてありパラパラと見れましたが、二段目、三段目はレコードが横積みしてあり、しかも棚板に傾斜がついているため上に堆積したレコードをよけられず、横からなんとなく背を見て判断するしかない状況。これは全部見るのはムリだな〜と悟り、適当にチョコチョコ見て終わりモードになったその時、堆積したレコードの下からジャケットの上だけがのぞいていて「交響曲2番」との表記が。交響曲で第2番といえば、有名な作曲家では目立たない作品ばかり。ベートーヴェンの2番はメロディー浮かびませんし、ドボルザークの2番もシブシブ。ブラームスも2番は4曲の中で一番おとなしい曲。マーラーの2番はハデな曲ですが2枚組ではなさそう。では何?ということで一番下に埋もれてジャケットの上だけ見えているのをエイヤッと引き抜いたところ、コレが。まさかのシベリウス第2交響曲。シベリウスの2番、通称「しべに」は北欧の大作曲家シベリウスの代表作で、シベリウスの交響曲の中では演奏される頻度が一番多い曲。私は何度か演奏したことがありますが美しい旋律と雄大な金管が気持ち良い名曲です。(二楽章にめちゃくちゃ難しいところがありますが)しかもこれはアンセルメ指揮スイス・ロマンド管によるデッカ録音。ロンドン盤なのでアメリカ販売のやつですがプレスはイギリス製で実質UKオリジナル。こんなレア盤が55円!とうれしさを噛み殺しながら1650円のレコードとともに会計。すると「1760円です」といわれて、ん?110円で会計してませんか?と気づいて間違っているのを指摘。値札の110円を赤で消してるのが見えないのかよ〜と思いながら、ジブンのけち臭さもイヤになったり。
さて無事55円にてゲットし持ち帰って洗浄。盤面は少しスレありますが聴けなくはなさそう。点状の汚れがありましたが、まあクリーニングしたら取れるかな、と。で、クリーニングして改めて盤面を確認したところ、点状の汚れが取れてません。「何の汚れ?」と老眼をしばたたかせて見たところ「・・・穴?」なんと汚れに見えたのは小さな「穴」。しかも電気ドリルで掘ったようなきれいなエッジの穴。しかもしかも貫通していないのに両面の同じような位置に1カ所ずつ。何の冗談かと思いましたが、これでは再生したらスタイラスがこの穴に引っかかってクビチョンパ確実。ジャケットにドリルホールを開けるついでにレーベルに穴が貫通しているのは持ってますが、ビミョーな深さの穴を盤面に掘って再生できなくするのは初見。一楽章と三楽章〜四楽章の途中までは聴けて、その素晴らしい録音とシベリウスらしからぬ熱い響きに感動したものの、なんで全部聴けないかな〜みたいな。レコードの神はなかなかに薄情ですな。