
これは棚からポロリ盤。買ってから棚の肥やしになってました。どうやら和ジャズのレア盤らしい、ということで買ってみた1枚。ジャズ・ピアニスト渋谷毅のピアノ・ソロ録音です。この方は60年代からジャズ・シーンで活躍していたものの、一時活動をほとんどしていなかったようす。ですがあるとき明田川壮之というピアニストの演奏を聴いて再起し活動再開した、という朝ドラのようなハナシが。その後は演奏活動を行いながら明田川壮之の自主レーベル「アケタズ・ディスク」から作品を発表。これはその1枚というワケ。タイトルの「Shibuyan」というのは名前をもじった何か深遠な造語かと思ったら、日本語表記は「渋やん」で、なんのことはない愛称やんけ、みたいな。中には愛に溢れた(?)手書きガリ版製のライナーが。5カ月にわたってライブを26時間録音して編集したというその録音は、いきなりの高レベルなテープ・ヒス・ノイズに一瞬たじろぎますが、ライブな雰囲気を捉えた素直な録音で好感。演奏は美しいもののキース・ジャレットのような透徹としたものではなく、聴きやすくやりたいこともよくわかります。
ちなみに2019年にCD化された際に、この手書きライナーも復刻されたようす。これが縮小されてたら老眼で読めません!

