これは地元にてゲット品。日本の女性ジャズ・ボーカリスト、安田南の2枚目アルバム「サニー」の87年再発盤。安田南さんは日本人のジャズ・ボーカリストの中でダントツに好きなので、ジャズ・レーベルであるフラスコから出ている全4枚のアルバムは当然全部持ってますが、再発盤は初めて見たのでどんな音がするのかという興味に抗しきれず買ってしまいました。再発は日本フィリップスからの発売。どうやら北方謙三のハードボイルド小説「黒いドレスの女」が87年に映画化され、その劇中歌として曲が使われたため収録元のこのアルバムの再発につながったモヨウ。サントラは元四人囃子の佐久間正英が手がけているので関係はないようですが、帯の文言を読むとどうやら北方謙三がこのアルバムが好きで小説に登場しているため映画でも使用されたようす。たしかに安田南とハードボイルド、相性良さそうです。
さてこの再発盤、音はどうかというと、ビックリするくらい良い音。クレジットを見るとビクターのスタジオで録音されているようですが、まるでライヴハウスで実況録音されたような臨場感。ほとんどは英語詞のスタンダードですが、一曲だけ日本語の童謡「赤とんぼ」で、これを聴くと上手いな〜と感心します。
ポチッと調べてみたところ、すでにお亡くなりになっていますが、なんと没年月日が不明で、没年についても諸説がある、との情報が。どうやら晩年はわずかな知人と交流があっただけだったと思われますが、こういった佇まいは不遜ではありますが南さんらしいな、と思いますね。