
これは地元レコード屋にてゲット品。サックス奏者リー・コニッツとベーシスト、レッド・ミッチェルのデュオによるコール・ポーター曲録音。北欧はデンマークの名レーベル、ステープル・チェイス盤。ポチッと調べてみたところ、レコード番号1014からはこのレーベルがオリジナルらしいので1018のコレはオリジナルということになりそう。録音場所のデータを見るとどうやらコペンハーゲンのジャズ・クラブで録られたらしく、悪く言うと音響的には何の工夫もない録りっぱなしな音。ですが生々しいという意味ではとても臨場感があります。途中、ベース・ソロにあわせてレッド・ミッチェルが歌い出し、リー・コニッツもそれに合わせてクチ三味線をしたり、ベースの胴体をパーカッションがわりに叩くなどリラックスした雰囲気がなかなかに良い感じ。それにしてもこのジャケットは一体・・・ひと昔前の初めて海外旅行にいったオジサンみたい・・・と思ってよ〜〜く見ると斜めがけしたストラップに小さく「E♭」とあります。これは管楽器の調性を表しており、その楽器で「ド」の楽譜を吹くと実際には「ミのフラット」が出る楽器ということです。これを通称「エス管」(音楽用語でミのフラットを「エス」という)といい、サックスの中ではアルト・サックスとバリトン・サックスが該当。つまりさりげなさすぎる「オレ、アルト・サックス」アピールなのでした。

