これは最近ゲット品。高音質盤レーベルであるロブスター企画によるダイレクト・カッティング盤。ダイレクト盤というのは演奏しながら直接カッティング・レースに音を入力しリアルタイムでカッティングしたマザーからプレスされたレコードのこと。70年代後半ころから「高音質盤ブーム」があったらしく、ハープスピード・カッティングだのテープ・スピード76cm毎秒カッティングだのとエスカレートし最終的にマスターテープいらね〜という形に。たしか一つのスタンパーから2000枚くらいプレスできるハズなので、このレコードの「2500枚限定」というのはスタンパーを一つしか作らず、つまりファースト・スタンパーのみでプレスしているのかも。というワケでこだわりだらけのディスクですが、このアルバムについてはさらなるこだわりが。それは帯にも書いてありますが、主役であるギタリスト、バーニー・ケッセルがみずからマイクなどのセッティング決めをしたこと。ライナーを読むと4時間くらい延々と演奏してはプレー・バックしてをくりかえして音決めをしたようす。ライナーでは美談みたいに書いてますが、実際の現場では「オレらにまかせてりゃいいのに・・・」とかあったのでは、と。演奏はピアノ・レスのギター・トリオですが、中央からギターがバーンときて気持ち良い音。左チャンネルのドラムがソロのときのスネアの鳴りが快感です。