だんだんと年末でレコード屋が閉まり始め、29日は休みでしたが行くところもないので性懲りもなく近所のドフへ。
レコード売り場は一見して壁レコもレギュラーえさ箱にも変動なし。しかしワゴンにブチこんであったジャンク・レコードが撤去され、かわりにちゃんとビニールに入った新入荷らしきレコード群が2箇所に。さっそく見始めたところDJ氏が売ったと思しきヒップホップの12インチが大半でしたがときおりクラシックがポロポロ出てくるため諦めず漁盤。そして最終盤にコレが出現。
コレはイギリスのチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレのドボルザーク作曲チェロ協奏曲録音。UKオリジナルであるEMIプレスのジャケットは彼女の顔面どアップ写真(しかもアイドル並みのぶりっ子ポーズ・・・)ですが、国内の東芝盤のジャケットはご覧の通りおそらく録音セッション の風景と思われる写真を使っており、あろうことか彼女は後ろ姿。指揮者のダニエル・バレンボイムは彼女に話しかけているのか顔が見えてますが。これは推測するに日本ではデュプレはまだ知られておらず、たしか当時デュプレと新婚ほやほやだったバレンボイムの知名度のほうが高かったので「バレンボイムの嫁」扱いしたのでは。一方本国イギリスにおいてデュプレはそのルックスも含めて大人気だったので顔のどアップ。つまり「売り方」の違いですね。
おそらくマザー番号と思われるヤツは両面「1S」、スタンパー番号と思われるヤツは「1」と「3」。プレスマークは「2B」「2C」。つまりA面のスタンパーは72年2月製作、B面のそれは3月製作と思われ、スタンパーが2つ進む間に月をまたいでいたことがわかります。
とはいえ初期スタンパーであることにかわりはなく、音はかなり良好。冒頭の暴力的なまでに力強いチェロに完全KOですね。こんなオネダンですんません、みたいな。
というワケで今年の漁盤はコレにて締め。本年はたくさんの方に訪問いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年を!