これは最近地元にてゲット品。レコードのジャンルの一つに「エアロビもの」というのがあり、基本的にはエアロビクスをするときのBGMにする目的で製作されたレコード群。ですがときに音楽的に優れたものがあり、そういうのは好事家に人気があります。これはジャケットの裏面に小さく印刷されているクレジットを見て、あまりの豪華さに思わず買ってしまいました。(決してジャケ買いではありません。念の為・・・)内容はグルーヴィな演奏をバックに主役であるショーン・ウェザリー嬢が掛け声をかけていくのですが、演奏がスゴいキレ。特にマイケル・ブレッカーのサックスは大活躍で聴いている人を鼓舞しまくり。おそらくキツくなってきた時間帯には「もうちょい、ガンバレ!」的な気分が盛り上がるようなアレンジがなされており、ナルホドみたいな。ショーン嬢の掛け声も少しモッサリしているもののラップ的な雰囲気がありナイス。
ショーン嬢はミス・アメリカやミス・ユニバースで優勝。得意な運動(プロフィールによるとジョギングは毎日16キロ!)を活かしてエアロビクスのインストラクターとして活躍していたようです。ジャケットには来たるべきロスアンジェルス・オリンピック(このアルバムの製作な82年)の医師団のドクターのコメントも掲載されており、オリンピックにむけて健康意識が高まり、エアロビクスもブームになっている、という展開かな〜と。ジャケットのステッカーには当時テレビ東京などでショーン嬢の番組が放送されていた旨が。このレコードも20ページにおよぶエアロビクスの解説がついてますが、レコードはさほど使用された形跡がない一方で冊子は折り曲げたあととかあって明らかに使用したあとがあるので、案外冊子目当ての購入だったのかも。