これは過日ドフにて発掘盤。本物の巨匠指揮者、ブルーノ・ワルターが晩年に録音したブラームス交響曲全集。の、国内ボックス・セット。箱はご覧のとおりの威容でLPが綴じ込まれており、SP時代を彷彿とさせます。(ちなみにSP時代は交響曲などの長い曲はこういうふうに収納されていたのでLP時代もその名残で「アルバム」と呼んだようです)そして盤は全てUSスタンパー・プレス。なのでコロムビア・カーブで再生すると感動的なみずみずしいサウンドが。演奏しているオーケストラはコロムビア交響楽団といって、名前の通りロスアンジェルス・フィルのメンバーを中心にワルターの演奏を録音するために招集されたオケ。おそらくメンバーたちは晩年の巨匠を尊敬してやまず、その音楽を遺す偉業に携われることを誇りに思っていたはず。弦楽器なども常設のオケより小編成だったようですが、この第4交響曲などはヴァイオリン・パートが全身全霊をもって楽器を鳴らしまくっている雰囲気が捉えられており、どんなオーケストラの実演を聴いてもこういう音は聴けないと思われます。こんなスゴい演奏が4枚も入っていてオネダンは550円也。柴三郎さんの出番がないですね(笑)。