これは地元にてゲット品。以前海外盤は記事にしたことがある、ブリティッシュ・プログレに分類されるけど実は元はフランスのバンド、ゴングの「ガズーズ」。の、国内見本盤帯付。海外盤を持っていても見本盤には逆らえません。このバンドは元々はデビッド・アレンという人が牽引していて、初期は彼が考えた「目に見えないラジオの妖精」というコンセプトで3部作を作るなど、なんというかアクの強いバンドでしたが、主要メンバーが去ってリズムが強化され、徐々にフュージョン化。これの前のアルバムではゲスト参加だったバカテク・ギタリスト、アラン・ホールズワースが正式メンバーになり強力なインスト・バンドとなりました。レコード会社の戦略としてはこのアラン加入を販売につなげようと思ったのか、わざわざ帯に写真入りでプロフィールを掲載。使ってる写真は見事なカール・ヘアでテンプターズかよ、みたいな。多分本人には許可とってないと思います。(怒るよ、コレは多分)あとプロフィールにはソフトマシーンの収束に参加していることを書いてますが、収束は東芝からの発売だけど良いのでしょうか?(イギリスではこの当時ヴァージン・レコードは「収束」の発売元であるEMIがディストリビューターだったので問題ないですが、日本ではヴァージンは日本コロムビア)まあこんな感じでツッコミどころ満載ですが、内容は最高。一曲目の「エクスプレッソ」が本来アルバム・タイトルのはずでしたが何かの横やりがあり別のタイトルに。そのため次のアルバムのタイトルを恨みがましく「エクスプレッソⅡ」にしてしまうのも人間くさいというか。