これは地元レコード屋にてゲット品。ジャズ・ピアニスト山下洋輔の有名な逸話の一つに、69年の学生運動による早稲田大学バリケード封鎖下での伝説のライヴというのがありますが、このライヴが録音されており、ましてやレコードとしてリリースされていたとは知りませんでした。リリースは71年で自主製作。製作元は麿レコード。これは俳優大森南朋の父親で舞踏家、俳優として知られる麿赤兒(まろあかじ)のプロダクション会社のこと。詳しい経緯とかはよく知りませんが麿赤兒氏は早稲田大学文学部演劇科中退であるらしく、そういうのが関係あるのかも。まあこれは終戦時の玉音放送みたいな歴史的音源の部類に入ると思うのですが、一番驚いたのはこのアルバム、近年アナログで再発されていること。「50年ぶりにオリジナルの形でアナログ再発」とうたってますが、冒頭にアジ演説があり録音はナローなこのアルバムを求める方がそんなにいるの?といぶかしくはなります。まあオリジナル買っておいてナンですが・・・