これは地元レコ屋にてゲット品。これはもう何というかジャケットのインパクトでこっちの負け。横溝正史の推理小説「金田一耕助シリーズ」のイメージ・アルバム「金田一耕助の冒険」。ジャケットは「悪魔が来たりて笛を吹く」のイメージだと思われますが、吹いてるの普通のフルートだし。ツメがとんがっててフルートのキー押さえにくそうだし。
内容はこれぞ正真正銘の和フュージョンの傑作。グルーヴィーなリズム隊にのって女性スキャットなどが乱れ飛び、ときおり和楽器も乱入するケイオスな雰囲気。特にハネケンこと故羽田健太郎氏編曲のB面が秀逸。B面の最初の2曲の部分にスリキズがあり、そのためか相場よりかなり安いプライスで店主からも「盤面、見ました?」と念をおされましたが、家で再生したらほとんどノー問題。RTFっぽい高速フラメンコとかもう最高!買っておいてなんですが「ど〜してみんなこんなにえ〜レコード買わんかな〜」みたいな。