本日は平日休みをいただいており性懲りもなく朝からコーヒー&レコード。先日届いたこのレコードを。これは昨年9月にサイトウ・キネン・オーケストラを、世界でひっぱりダコの90歳、ジョン・ウィリアムズが指揮したサントリー・ホールでのライヴ録音。の、アナログ・プレス2枚組。ここ数年でジョン・ウィリアムズの同じようなライヴ録音盤は3種目になりますが、音質的には今回のものが最も良いです。良いというか再生しやすい、といえばよいでしょうか。最初のウィーン・フィルのものは会場の響きがかなり特殊、2つ目のベルリン・フィルはまずまずというところでしたが、今回は眼前にキレイにステージが過不足なく展開されています。ヒネクレモノからすると、感動を押しつけられているような気がしなくもありませんが・・・
選曲にもやや不満が。前の2枚と選曲を変えるのはやむを得ないとしても、スター・ウォーズのメイン・テーマが入っていないのはいかがなものか?(アンコール定番の帝国のマーチは入ってます)どうやらこのアルバムにはコンサートの後半のみが使われているらしく、前半の録音に何か問題があったのかもしれませんが・・・
最後トラックには指揮者は違いますが小澤征爾氏の追悼の曲が。これはボストンのシェフ就任25周年のお祝いにジョン・ウィリアムズが作曲した曲で商業録音初出だそう。ジョン・ウィリアムズは80年前後あたりにボストン交響楽団の別働隊、ボストン・ポップスの音楽監督だったので、当時本体の音楽監督でキャリアの全盛期に向かいつつあった小澤氏との関係は特別であったのかと。途中の金管によるコラールが美しいですね。