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最近ブルーノートのステレオ盤を聴き直しており、その一環として本日はコレ。トランペット奏者リー・モーガンのリーダー作。発売は66年ですが録音は60年前の64年。あの超有名アルバム「サイド・ワインダー」の次に録音されましたが、サイド・ワインダーがジャズとしては空前の大ヒットとなったため、同じような傾向のアルバムを録音することになりそちらを優先して発売したものの結局売れず、これがあらためてリリースされることになったという経緯が。当時の評論家からは激賞されたようですが、たしかにかなり構築的なサウンドで、それなのにバップのイディオムがしっかり残っており、異世界であるジャズ・ロックやフリーよりもハードバップの世界で新大陸を目指す姿勢が好感されたのかも。