これは日曜日に帰る前に娘につきあってもらい寄ったHMVレコード・ストアにてゲット品。4000番台の初期アルバムでレーベルは住所表記末尾が「NYC」になっており、いわゆる「完オリ」というヤツ。ですがコヤツはカベではなくエサ箱に潜んでいました。なぜか?その理由はコンディション。値札には追加説明に「全体にスレ、A-1針飛びあり」とあり。つまりコンディションが悪いため買い手がつかずエサ箱で腐っていたようす。ですがアタマのネジが溶けてるジャンキーはこう考えます。「もし、万が一針飛び直せたらオトクじゃね?」オネダンも針飛びがなかったらとてもこれでは買えないという安値。というワケで娘が見ている前で検盤開始。全体はたしかにスレありますがmono針なら問題なさそう。そして件の針飛び箇所のチェック。そこにはお見事な十字にザグれたキズが。どうやったらこうなるかな〜というのはさておき、一本はミゾに垂直に一本はミゾに平行にキズが。アナログ好きの方はわかると思いますが、この場合ヤバいのは後者でこれが原因に間違いなし。「これは〜〜〜」とキズを凝視して考えることしばし。しかし様子を眺めている娘の手前、父親の威厳を示すしかない!ということで清水寺舞台フラゲ。
さて帰宅してからはキズの修復とクリーニング。特にミゾに平行のキズは勝率がとても低いのですが、一応やってみてさあ再生。いきなりキズのある曲「LOVER」でスタート。テーマが終わってテナーのソロがスタート。重戦車が爆進するがごときソロに魅入られながらも「そろそろ針飛びくるか・・・」でも来ない。次に火花散るトランペットのソロに没入するも「もう来るか・・・」でも来ない。結局針飛びがないどころか数回小さいノイズが背景にあったくらいでミゴトに完奏。今回は完全にオレの勝利、つまり「完オレ」なのでした。