これは最近入手品。ジャズ・ピアニスト、キース・ジャレットがオルガンでインプロヴィゼーションを行う2枚組アルバム。西独ECMオリジナル盤です。ポチッと調べたところ、録音が行われたドイツのOttobaurenという街にある聖堂には1957年に新しいオルガンが造られていますが、このアルバムではオルガン制作者として高名であったらしいKarl Joseph Riepp というヒトが18世紀に作った古いオルガンをわざわざ使用して録音。一曲目なんかはふつうにこういう曲あるんじゃね?という美しさ。その後もストップで音変しながら音楽を紡いでいきます。とくにコーラスみたいな音がとても有効。音楽はとても面白いのですが録音はオルガン録音のベストとはいえないかな、と。DENONのPCM録音シリーズで出してほしかったです(笑)。