このアルバムが発売から半世紀。ポール・マッカートニー&ウイングスのアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」。アルバムが置いてあるあたりを漁ったらこれだけ出てきました(笑)。初盤道的にはUKオリジナルなわけですが、一昔はマトリックス1盤は音圧が高い、いわゆる「ラウドカット盤」といわれて人気がありました。これは見分け方に秘訣があり、インナーバッグがこんなふうに↓カットしてあるやつが初版。(たしか後期は角が丸くなってる)海外オークションでインナーバッグの写真だけで落札してマトリックス1盤を買ったものです。(そのためこの5枚中、マトリックス1が3枚も。アホですね)で、ホントにラウドなの?ということでインド盤がUKスタンパーのマトリックス2なので比較してみました。が、音のレベルはあまり変わりないですね。マトリックス1のほうか少し音がキツいので音圧が高く感じるだけでは。オーディオ的にはマトリックス2の方が拡がりがあったりします。(インド盤が優秀なだけかも)あと一枚はおそらく80年前後くらいのUK盤。マトリックスは「6」「4」というザコ・レコですが、送り溝には「HTM」のサインが。これはモスさんというエンジニアがカットしたサインなんですが、ビートルズとかもこの「モス・カット盤」がけっこう侮れないのです。このアルバムもなかなか良い出来で、音のレベルは若干低めですが解像度や定位はこれが一番良いかも。と、いうわけで結局なんでもえ〜んかい、という。
最後になりましたがウイングスの残った片翼、デニー・レインが過日お亡くなりになったようで。合掌。