
これは札幌フェイス・レコードにてゲット品。ブルーノートのいわゆる1500番台に数枚リーダー作を残す女性ピアニスト、ユタ・ヒップとサックス奏者ズート・シムズの共演アルバム。1530番なのでまだヴァンゲルダーがモノラル・ミックスしか作っていないはず。なのでこのユナイテッド・アーティスツからの再発盤も当然モノラル。1500番台でも当時あまり売れてなかったアルバムについては再発されていなかったらしく、全てのアルバムが再発されたのはこの時期のよう。なのでアルバムによってはこのプレスがセカンドになるらしく。そのせいかかなり後期の再発であるコレにはなかなか立派なプライスが。しかし、オリジナルはまずみかけないですし、ユニオンのジャズ館で見かけたとしても六桁ははるかに突破したプライスのはずなので、えいっ、札幌の思い出だッと購入。
このプレスの前のリバティ時代のプレスにはヴァンゲルダー刻印のあるスタンパーが使用されていることが多いですが、このUA盤はまったく違うスタンパーで、カッティングしなおされていることが分かります。音質は当たり外れがあり、当たると凄いことになったりします。(例えば鳩のサド・ジョーンズ)もちろんオリジナルの音とは違っていて、おそらくオリジナルはもっと音が太いのだと思いますが、スタジオの空気感を詰めこんだような繊細な音で、マスターテープはかくや、という。このアルバムもかなり当たりの音で、楽器配置の奥行きも感じられます。ズート・シムズのサックスには痺れますね~。
輸入販売されたものでシュリンクの上から日本語のステッカーが貼り付けてあります。ピアノを評して「流麗なキー・ワーク」としているのが面白い表現かと。
