月曜日は小樽に寄ってきました。目的の一つはジャズ喫茶。ワタシはこの年になるまでジャズ喫茶にいったことなし。神戸に仕事で行ったとき、三ノ宮を徘徊しているときにたまたまジャズ喫茶を発見し、入ってみようと思いましたが、入り口前に貼り紙がしてあり、「本日、朗読会開催」の文字があり、あまりにもアウェイな感じがして断念した記憶が。
今回お邪魔したのは「フリーランス」というお店で、外観はご覧のとおり雰囲気ありすぎ。明治時代の商品倉庫だったそう。開店からしばらくの時間に入店。すでにスピーカー近くのテーブルに先客がおられ、外国人三人でお~ジャズ喫茶はワールドワイドに有名なのね、と思ったら、単に食事に来られていたモヨウ。
店内はテーブル2つと狭いカウンターがあり、カウンターの横には薪ストーブが鎮座。冬はこれで暖をとるのだと。スピーカーがわのもう一つのテーブルに陣取りました。
店先には「レコード、ジャズ」みたいな看板もあるのでアナログ再生を期待していたのですが、入店時はCDがかかっていました。なのでしばらく様子をみて、店主にアナログを再生してもらえないかお願いしたところ、OKではあったものの、オーディオ目当てと察知してか「あんまりねえ、大きな音量でかけたらねえ、商売にならないから」と、店主に音量上げない宣言をされてしまいました。一枚めはピアニストはよくわかりませんでしたが、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ、ベースがリチャード・デイヴィスのトリオ録音が。音量はそれほどではないですが、やはりアナログの音はい~な~と。
ちなみにカウンター裏を覗きこんだところ、プレーヤーはおそらくDENONの80年前後のダイレクト・ドライブの上位機種、カートリッジはオーディオテクニカの現在は廃版になった高コスパ針、15EaGのようでした。
そのうち食事を終えた先客三人は食事を終えて帰られ、ついに他に客がいない状況に。ここで店主より「何かかけてほしいのありますか?」とのリクエストのオファーあり。ここで「ブルーノートの1545を」とか言えるとカッコいいのですがそんな根性がないので「管楽器が入ってるハードバップならなんでも」とマスターに選曲丸投げ。ここから「ジャズの流れる喫茶店」から「ジャズ喫茶」にシフト。
音量もかなり上げてマスターがかけてくれたのは、まったく知らないおそらく80年代のワンホーン・カルテット。かなりフリーに近かったですがギリギリ、ハードバップといえるかな、という内容。しかしその音はかなり素晴らしく、バスドラムのキック音がハッキリと聴こえ、サックスも鮮度十分。「15EaGってこんなに音良かったっけ??」と感心。スピーカーはFOSTEXのフルレンジを使っているらしいバックロード・ホーンのスピーカーとスーパーツイーター。メインのスピーカーはくっつけて置いてあるので音場は出ませんがステレオでもモノラルのような押し出しの良さが。音を浴びて爽快でした。
片面が終わって次にかかったのはご存知マイルズの名ライヴ「for and more」。ですがやはりというべきか、このアルバムでもっとも重要なトニー君のシンバルがカキーンと来ず。まあ15EaGで古い盤のミゾをほじるのは大変なので仕方ないかなあ、と思い、ソー・ホワットが終了したタイミングで失礼し、この先も「ジャズ喫茶」として存続してほしいと思いながら店を後にしました。