これは最近地元にてゲッツ品。ブルーノートの85年再発盤。ケニー・ドーハムのリーダー作「Tronpeta Toccata」です。「静かなるケニー」で有名なケニー・ドーハムですが、どうやらこのアルバムがラスト・レコーディングのよう。
以前から書いてますが、この80年代のブルーノートの再発はいわゆるDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)でプレスされており、音がとても好み。もちろんオリジナルの音は魅力的なんですが、全てオリジナルで買えるわけでもありませんし、マスターテープをフラット・トランスファーしたのでは?と思うようなクリアな音で、とても60年前の録音とは思えないものがあります。
ところで、このレコードには帯がついていて、このプレスがいかに素晴らしいかを力説しており、フランスのパテ・マルコーニが発売元とあります。同時ブルーノートはEMI傘下にあり欧州でプレスする場合、EMIの系列であるパテが行うのは当然といえます。レコード屋の値札のメモ書きにも「フランス・プレス」とありましたが、ここでマトリックスを見てみると、「M9」から始まってます。EMIには国別識別コードがあるのですが、フランスのそれは「M6」。つまり少なくともカッティングはフランスではなく、DMMをパテントを持っていたテルデックがあるドイツではないかと思われます。まあ、別にど~でもよいハナシなんですが・・・