
最近ゲット品より。カラヤン・ベルリンフィルの絶頂期70年代の録音、チャイコフスキー交響曲第五番。このころのカラヤンといえば、録音した曲の演奏風景を演出し尽くされた映像に記録しレコードの売上を増やすという、いまでいうメディア・ミックスを駆使していた時期。このアルバムにも下のようなアイドルのブロマイドかよ、と思うような折り込みが。トレードマークの瞑想姿も何枚かありますが、本人が採用候補の写真から「これとこれを使ってくれ」と言っているのを想像すると何となく笑えますね。
さて演奏はかなり遅めの演奏。ですが遅くても音楽の推進力が衰えないのがベルリンフィルの底力。チェリビダッケが聴いたら「遅くするのと結果として遅くなるのは違うのだ」と言いそうですが、当時どんなロックバンドよりも過密なスケジュールで録音に取り組んでいた「レコーディング・アーティスト」の矜持を感じます。
