これは最近ゲット品。イギリスの伝説的チェロ奏者、ジャクリーヌ・デュプレによるドヴォルザークの協奏曲、のUSオリジナル盤。UKオリジナルは持っていますが、安かったのでどんなものだろうか、と。結果としては期待したより良い音でした。
このアルバムのジャケットは彼女のご尊顔大写しで、左手には結婚指輪がはっきりと。彼女は当時このアルバムの伴奏の指揮者でもあるダニエル・バレンボイムと新婚で幸福の絶頂にあったと思われ、いわゆる「リア充アピール」かと。録音もジャケットと同じく、センターから咆哮するがごとき凄まじいチェロが襲ってくる、およそ実演ではありえないバランス。某クラシック雑誌が昔から音楽評論家の採点による「名曲名盤」ランキングを定期的に実施していますが、チェロ協奏曲を代表するこの曲のランキング一位にこのアルバムはなったことがないはず。昔はだいたいフルニエとかロストロポーヴィチとかが上位でした。たしかに彼らの方がバランスに優れたアルバムかもしれませんが、ここまで個人を全面に出しきっているのは素直にスゴいな、と。
73年頃から難病の影響で演奏が困難になっていくので、全盛期の演奏がこういう形で遺されたことに感謝しかありません。